バンドレビュー No.7 ネオクラシカルの王「ROYAL HUNT」
- 奥田ゾンダーランド
- 2025年6月7日
- 読了時間: 49分
更新日:5月5日
国:デンマーク
活動年:1989-
ジャンル:ネオクラシカルメタル
アルバム数16
コンセプト:近世ヨーロッパ&騎士社会
キーボードのアンドレアンダーセンが率いるデンマークのロイヤルハントはネオクラシカルメタルの重鎮であり、ソナタアークティカなどの後輩パワーメタルバンド達に多大な影響を与えたバンドである。蝶野のテーマソングでロイヤルハントの曲が使われているため、日本でも有名なバンドだ。(曲が一人歩きしている状況でもあるが)
メタルとバッハなどの宮廷音楽時代のクラシックを取り入れるという当時としては先鋭的なスタイルを取りながらも70年代のハードロックをベースにしているため多くの国や層から支持を得ている。(ネオクラシカルメタルの先駆者と言えばイングウェイだ。ロイハンの兄貴分とも言える) キャッチーだが至る所にネオクラシカル要素を散りばめているのが特徴だ。またこのバンドはヴォーカルの交代が激しいが、2代目と5代目を務めるD.C.クーパーはメタル界のスターでありライヴでは多くのファンを魅了してくれる。
アンドレはやたらと解散を示唆する発言をし
世間を騒がせるがなんじゃかんじゃ安定感が凄まじいバンドであり、多くのアルバムを出している。時には今一歩な作品も出すが常に高品質な盤を届けてくれる彼らには今日も期待が止まらない。
ジャケット☆☆☆☆
技術☆☆☆
哀愁☆☆☆☆
安定感☆☆☆☆☆
ネームバリュー☆☆☆
個性☆☆☆☆
ジャケットの特徴
近世ヨーロッパの王国社会的なものor現代社会を比喩したようやジャケのどちらか
メンバー
D.C クーパー V 3rd〜4th、11th〜
ヨナス ラーセン G 11th〜
アンドレアス ヨハンソン Dr 13th〜
アンドレアス パスマーク B 10th〜
アンドレ アンダーセン Key ☆
元メンバー
ヘンリック ブロックマン V 1st〜2nd
ジョン ウェスト V 5th〜8th
マーク ボールズ V 9th〜10th
ヘンリック ヨハンセン G 1stのみ
ヤコブ キエール G 2nd〜7th
マーカス イデル G 8th〜10th
ケオス オールセン Dr 1st〜3rd、8th
アラン チカヤ Dr 6th〜7th
アラン ソーレンセン Dr 3rd〜4th、9th〜12th
スティーン モーゲンセン B 1st〜7th
ペア シェランダー B8th 9th
主要メンバー
・アンドレ アンダーセン (キーボード)

このバンドの心臓。作曲センスとキーボードの速弾きが武器。身長が2メートルくらいあるためわかりやすい。ギャグセンが高い。趣味は解散発言。
・D.Cクーパー(ヴォーカル)

2代目&5代目(現在)のヴォーカルを務める世界のクーパー。愛嬌のあるイケメン顔と癖になるほどの歌唱力を秘めたロイヤルハントのスター。新日家である。彼のいない時期の方が長いため全部彼に歌わせたCDとか出しても良いのでは?
・ジョン ウエスト (3代目ヴォーカル)

3代目ヴォーカリストであり低迷期を支えてくれた。クーパーに比べるとカリスマという面では劣るが決して悪くない歌唱力の持ち主。鯖缶みたいな歌声が結構味があって良い。
・マイク・ボウルズ(ヴォーカル)

海賊みたいな顔をした4代目ヴォーカリスト。こちらも味のあるヴォーカルでイングウェイとも仕事をしたレジェンド。ハードロック系の曲がよく似合う。来日した際にお会いしたことがあるが良い人過ぎて泣けた。
第1期
ランド オブ ブロークンハーツ ☆☆
クラウン オブ ミラー ☆☆
初代ヴォーカリストであるブロックマンが在籍していた頃の時代。キラキラシンセと勢いある曲が多く、メタラーからは人気の時代である。蝶野のテーマとして知られるマテリアルアーツも1stに収録されている。ただとにかく荒削りでB級メタル色が強いため個人的には1番未熟で弱い時期だと思っている。
第2期
ムーヴィング ターゲット ☆☆☆
パラドックス ☆☆☆☆
ロイヤルハントの看板とも言える名ヴォーカリストD.Cクーパーが加入し世界にその名を轟かすことに成功した黄金時代。ネオクラ力に磨きがかかり、初のコンセプトアルバム「パラドックス」では大成功を収めた。
第3期
フィア ☆☆☆
ミッション ☆☆☆
アイウィットネス ☆☆☆☆
ペーパーブラッド ☆☆☆☆
D.Cクーパーが去り、ジョンウエストがヴォーカルを務めた時代。彼らがここまで培ってきたネオクラ路線を抑え、デジタル音を多用した実験時代とも言える。進化のための寄り道、新たなファン層獲得への挑戦の時代である。多くのファンはこの時期を低迷期と呼ぶだろう。
第4期
パラドックス2 ☆☆☆
X ☆☆☆☆
ヴォーカルがジョンウエストからマイクボウルズに交代する。黄金期を再び取り戻すという意欲をみせたパラドックス2、古き良きハードロック一色路線に舵を切ったXなど回帰&実験に挑んだ「もがき」を見せてくれた時代と捉えている。
第5期
D.Cクーパーが舞い戻り復活の狼煙を上げた第二次黄金期。再び路線をネオクラ騎士時代に戻し勢いを取り戻した。12th以降はオーケストラを取り入れたりとシンフォニック路線にもリンクしていった。
Show me how to live ☆☆☆☆☆
A Life to Die for ☆☆☆☆
デビルズダズン ☆☆
キャストインストーン ☆☆☆
第6期
集大成期と言えるか。13th、14thと勢いが再び消えかけていった彼らだが、
ディストピア part1 ☆☆☆☆
ディストピア part2 ☆☆
俺のおすすめアルバム順
11th=15th>10th>7th>4th>3rd=8th>12th>14th>5th=9th>6th=2nd>13th>1st
一般メタルファンが選ぶおすすめアルバム順
4th=1st>3rd>2nd>11th>他 と言った感じか?ソナタと言い一般メタラーキラキラ単細胞初期にしか興味がないらぴい
【作曲スタイル】
アンドレアンダーセンが一人で作曲。彼がくたばればロイヤルハントが終わると言っても良いほど重要人物だ。
【私とロイヤルハント】
ロイヤルハントの存在は中学時代から知っていて(いろんなバンドの解説書にやたらと名前が出てきたため)高校1年の頃の冬にお試しで4thアルバムのパラドックスを買ってみた。
が、肌に合わず封印。しかし高校2年の終わり頃から私は各バンドに世界観を求めるようになる。
そこでロイヤルハントには近世ヨーロッパの騎士社会という唯一無二の個性&世界観があることを再発見し、世界観に浸るという一心で数枚買って聴いてみるとドップリハマれたという不思議な経緯がある。
世界観重視から入ったバンドはこれが初めてだったのでリスナーとしてターニングポイントを迎えた時期のバンドでもある。
1st Land of Broken Hearts 1992年

レトロな雰囲気のある80年代ロックとネオクラシカルが融合したような内容。全体的にキャッチーで人気作だが芸術性があまりなく、個性もガタガタなので個人的に好きではない。あとヴォーカルが弱い。メタル初心者にはおすすめできる内容かもしれない。
1. Running Wild
2. Easy Rider
3. Flight
4. Age Gone Wild
5. Martial Arts(Instrumental)
6. One by One
7. Heart of the City
8. Land of Broken Hearts
9. Freeway Jam(Instrumental)
10. Kingdom Dark
11. Stranded(Bonus Track for Japan)
12. Day In Day Out(Bonus Track for Japan)
ロイヤルハントが自己紹介しているような曲。ミドル曲でサビはキャッチーで親しみやすく代名詞であるバッハ流ネオクラシカル味もたくさん感じられる。ただ、少しダサい!
そしてつぎはぎ感があり一つの曲としてのまとまりを感じられないのが残念。最初だから仕方ないか。。
こちらもミドル曲。チェンバロ的なキーボードがいい味を出している。初期のロイヤルハントは70〜80年代ハードロック的でありどのかジェネレーションギャップも感じてしまう。
アップテンポなネオクラシカルメタルでかっこいい。間奏部分も派手で全体的に煌びやかな曲だ。ロイヤルハント初心者におすすめできるがサビなどの歌メロが曲全体の雰囲気に負けてて惜しい。
アコギで始まるパワーバラード。
ゆったりした曲でも十分魅せることができるというアピールを感じる。少し哀愁が安っぽい。
ロイヤルハントというバンドは知らないがこの曲は知っているという日本人はたくさんいるだろう。
蝶野のテーマソングでありガキ使でも流れるため、日本ではバンドではなくこの曲が一人歩きしてしまっている状態だ。
ネオクラシカル爆発インストでインパクト◉だ。
80年代のB級ヒーロー映画のテーマソングという感じがしてしまう曲。キャッチーで懐かしみのある音は良いのだが、世界観がよくわからない。ただ今作では珍しく正統派ギターソロがあるためそこは楽しめる。
ネオクラシカル要素満点の疾走曲。
途中でテンポダウンするところや楽器の使い方など非凡性も感じられ今後のロイヤルハントの進化を匂わす雰囲気だ。間奏部分のバッハも聴いてて気持ちいくらいのネオクラシカルで爽快である。
スロー気味の曲だがロイヤルハントらしい貫禄のある曲だ。王が玉座に座っている堂々としたこの曲調は今後の彼らの個性になる。
Aメロなどは品があって良い
ノリノリなインスト。80年代のアメリカのハイウェイを突っ走るで車でかかってそうな曲だ。
ラッパなどキャッチーな要素が多いミドル曲。ちゃんちゃんちゃん、と教育テレビのアニメで流れてそうな雰囲気だ。間奏部分はネオクラシカル度マックスで好き。
ボートラ?空気ソング!
ボートラ。イントロの疾走感がたまらなく良い。全体的にネオクラシカルで初期ならではの勢いを感じるためありだと思う。
2nd Clown in the Mirror 46点 1993年

前作とほとんど変わりはないが少し上品になり、芸術的な要素が増えた。アルバムとしてよくまとまったが、どこか物足りなさというかB級バンド感がして、満足できなかったアルバム。パワーのある曲がもう何曲か入っていれば印象は違っていたかもしれない。
おすすめは3、5、8、9
1. Intro
2. Wasted Time
3. Ten To Life
4. On The Run
5. Clown In The Mirror
6. Third Stage
7. Bodyguard
8. Legion Of The Damned
9. Here Today, Gone Tomorrow
10. Bad blood
11. Epilogue
壮大で美しいインスト。ピアノの旋律がいい。
ノリノリアップテンポソング。前作にあった80年代ハードロック臭が残るも繋ぎが自然になっている。
刻まれるリズムが癖になる曲。マイペースに曲が展開していく様に雰囲気の作り方などの進化を感じる。間奏はネオクラシカルでカッコよし。
疾走ネオクラシカル曲。(疾走言うてもロイヤルハントなので遅い笑 このバンドの曲の中では速い方ということだ)
全体的に爽快だがサビが手抜きすぎる。サビにさえ力を入れてくれれば名曲になっていただろう。
悲しいピアノから始まる名バラード。
ネオクラシカルを応用した旋律がオリジナリティを出し歌メロや間奏部分が輝いている。これぞ作品、と言える出来。悲劇的な美を味わうことができる。
かっこいい宮廷チェンバロから始まる疾走インスト。これぞとばかりにネオクラシカルを見せつけてくる曲で聴いてて気持ちいい。
スローテンポのおちゃらけソング。
このタイプの曲もロイヤルハント特有のものなのだが、ヨーロッパ感が無いので世界観をぶち壊す癌でもある。脳無しDQNが道路でUNOとかやってそうな曲だ。
パワーバラード。イントロというか主旋律のメロディが哀愁ありで良い。まとまっていて情感ある綺麗な曲だ。
自分たちの持つ個性を存分に発揮したネオクラシカル度満点のミドル曲。Aメロが味がある分サビが無難すぎて盛り下がるところが難点。間奏部分はかっこいい。
インチキ臭いイントロから始まるミドル曲。
80年代おちゃらけロック感のある曲だが、随所にロイヤルネオクラシカルが散りばめられていたりするので30周くらいすると好きになってくる。
バラード的な始まりからアップテンポになる
今作では最も構成が美しい曲。歌メロや間奏部分の王宮パートも味がありアウトロのピアノも圧巻である。
3rd Moving Target 58点 1995年

前作よりも曲にメリハリがつき一曲一曲の哀愁やインパクトが増した。そして前作以上に近世ヨーロッパ感がめちゃくちゃ出てて良い。ロイヤルハントのなかでは最も安定していてまとまったアルバムだと思う。
タイトル「Moving Target」について↓
「メディアの影響力によって人々は惑わされている。それによる個人攻撃は凄まじいものである。今作はそのようなメディアが生むデタラメな情報によって人がコントロールされる恐怖をテーマにしている。人が動く標的にされていることを改めて問いかけたかった」
Byアンドレ
おすすめは1、2、3、4、5、7、9
1. Last Goodbye
2. 1348
3. Makin' a Mess
4. Far Away
5. Step by Step
6. Autograph
7. Stay Down
8. Give It Up
9. Time
各曲レビュー
解説
ドラッグ中毒で死んでいく人がテーマ
バリバリネオクラシカルなイントロから始まるアップテンポ曲。近世ヨーロッパ風の雰囲気を所々かましながら無難に進んでいく良曲だ。聴きどころはやはり2回目のサビの高音クーパーとその後のアンドレの美旋律宮廷ソロだろう。
解説
1348は年号でありペストが蔓延し多くの人々が亡くなった事実を現状とリンクさせた曲。
クイーン的な何かが始まりそうなコーラスから始まりびっくりするがすぐに美しい旋律に切り替わるミドル曲。この後にハードなパートがやってくるが少しそこでだれてしまうも実験的な構成で非凡性豊かで◉。そしてネオクラシカル間奏は文句なしの出来である。
明るめで勢いがあるネオクラシカル曲。
ハードロックの教科書のような内容。良く言えば安定感があり悪く言えば無難といった感じだ。
阪神淡路大震災がテーマの曲。
悲壮感漂うネオクラシカルバラード。後の名バラードの基盤になっているような構成や歌メロが垣間見える。間奏部分は気持ちがいいほど宮廷音楽。
たまに現れるロイハン特有おちゃらけ風ソングだ。サビは古き良きハードロックスタイルで好き嫌いが分かれそう。終盤流れるピアノ化されたメインメロディは意外と哀愁があって好きだ
ここでネオクラシカル度全開のアップテンポインスト曲。中盤スローになるクラリネットパートが芸術的だがそれ以外は単調すぎてちょいと退屈。
人間の弱さを暴露させた曲。キャッチーでヨーロッパなイントロから始まる。泣きのギターも良い味を出している安定した良曲と言ったところか。
このアルバムのコンセプトであるメディアに踊らされる人間を描いた本作の核となる曲。
Aメロが美しく素晴らしい。ただのサビの詰めが甘く手抜きに感じてしまうところが残念。
ラストはアップテンポ曲でやはり歌メロが特化している。これまだサビが手抜きだが勢いとネオクラ色で上手く誤魔化している。そして間奏部分のクラリネットソロがバンドの個性を全面に出せていてグッドだ。
4th Paradox 62点 1997年

初期の名盤。初のコンセプトアルバムでプログレッシブさが入り複雑な曲が増えた。一つ一つの曲のクオリティな高くなり貫禄があるバンドになった感じがする。バリバリネオクラシカルな曲から大曲、バラードなど各曲のメリハリもついているため聴きごたえがある。
曲の中盤などのメロディが弱く、通しで聴くと疲れてしまう感じもするのでそこだけが残念。
コンセプト
今回取り上げたものは聖書を基本とした宗教=神、そして人間という彼等欧米人の根幹ともなるべきものである。
ジャングルブックの作者として有名なイギリス人作家ジョゼフ・ラットヤード・キプリングの一説がこのコンセプトのベースを物語る。
「唇は開いたままで地球へ戻れ。目を開けたままで戻れ。人類の子孫に私の言葉を伝えるのだ。お前が死に望むまで、、。共に犯す罪は1人1人が償わなければならない。そして神があなたと共にいて下さる」
新約聖書によるキリストの教えや奇蹟とも言える行いは全てのキリスト教信者の精神的支えだと言われている。神の子イエスは地上に遣わされ人々の罪を背負い十字架にかけられ天に召されるが復活を遂げ天に昇り再び再臨し信徒以外の悪を絶滅するというのが新約聖書のストーリーとなる。
今作パラドックスのテーマは「現代の人々にある様々な外面、内面を取り巻く問題と宗教を通して語る」ことだという。
アンドレ「神は彼の息子を地球に送った。神のメッセージを伝えるためにね。面白いのは聖書を読んでいるとキリストに負わされた、キリストによって完成された救いの御業が現在に成し遂げられたとしてもそこには何も違いがないってことがわかるんだ。2000年後の今日でもね」
アンドレは絶対的な精神的価値観であるキリストを客観視して冷めた目で捉えている。
そんな彼が宗教と現代の人間について考えた結果生まれた作品がこれである。
(解説の日本語が狂っているため私も理解できず意味不明な説明になっているが下の歌詞を読み取れば何かは掴めるはずだ。)
おすすめ3、4、5、6、7、8
1. The Awakening
2. River Of Pain
3. Tearing Down The World
4. Message To God
5. Long Way Home
6. Time Will Tell
7. Silent Scream
8. It's Over
#1
アコギの1分ちょいのバラード。嵐の前の静けさ的でオープニングにふさわしい。
スローテンポでヘヴィな曲。やや長めでプログレッシヴ要素が初めてロイヤルハントに入るという実験的な曲でもある。フックの効いたメロディがあまりなく人によってはダレる。
前の曲とは対照的に超ネオクラシカルキャッチーなイントロから始まるアップテンポ曲。
ライヴでも盛り上がる曲で彼らの代表曲の一つとも言える。ただイントロのメインメロ以外はやっつけ仕事感がありハリボテ臭もしてしまうところがネック。ソロはギターキーボード共に見事の一言。
神々しいピアノから始まる。その後ベース主体のパートになり、安定のロイヤルロックを見せつけてくるミドル曲。良くも悪くも普通に展開してしまいイントロが美しいピアノなだけに少し期待を裏切られてしまう曲になってしまっている印象。
歌詞
過去の中の未来が俺につきまとう
1曲目と同じフルートとアコギの旋律から始まるロイヤルハントを代表する名バラード。
この曲の聴きどころは中盤の盛り上がりなど色々とあるが何と言ってもサビのメロディだ。3回あるサビをなんと全て違う音階で歌うという珍しい技法をみせてくれる。
2回目が一番好きだがメタルの新たな可能性をクーパーが切り開いたと言えよう。
10分近くあるロイヤルハント初の大曲でこのアルバムの核となる存在。
壮大なイントロから始まりアップテンポパートでは安定のロイヤルハント節を炸裂させてくれる。途中の間奏もかっこよく良し。しかしこの曲のハイライトは終盤に待ち構えている。大合唱からのハイパーネオクラシカルオーケストラ、そして哀愁のギターでリスナーを完全昇天させて幕を閉じる鬼構成である。
あの8分は前座に過ぎなかったかと度肝を抜かれる名曲だ。
歌詞
時が告げるまで お前は星に手を伸ばしているが過去の影がお前を地獄へ導くかどうか、それは時だけが教えてくれる
期待値爆上がりの心を掴むチェンバロイントロから始まる曲だが、歌が始まると一気にだれてしまう惜しい曲。イントロのクオリティが高すぎるせいで全体的に肩透かしソングになってしまっている。後半の静かになるパートなど所々はシャレオツ。
歌詞
俺の沈黙の叫びがお前には聞こえないだろうが 嵐が奏でる雫を拝むこともなく時は停止する
ラストにふさわしい壮大なネオクラシカルソング。ゆったりと堂々としたロイハンの魅力が出ている。間奏はアンドレのキーボード、フルート、アコギとネオクラオンパレードで楽しい。面白みはないがしっかり魅せてくる曲だ。
5th Fear 51点 1999年

地味なアルバム。曲のクオリティは下がったわけではないが曲数が少なく、長くダレてしまう曲や、インパクトが薄い曲が多い。進化のための挑戦が空回りしてしまってる感は拭えない。マンネリ化も少し目立ってきた。
これが最初に聴いた時の感想。
しかしここ最近聴けば聴くほど味が出てくる作品であることに気付きダークな渋さの虜になっていた。初心者には絶対お勧めできない作品だがロイヤルハントを極めし者には癒しと安堵を与えてくれるに違いない。内容は暗いのに笑
おすすめは1、2、4、5、6、7
1. Fear
2. Faces of War
3. Cold City Lights
4. Lies
5. Follow Me
6. Voices
7. Sea of Time
アルバム開始早々10分近くあるスローな大曲。5分近くもあるダークな長いイントロから始まるためテンポの悪さが凄まじくかなりのファンががっくしくるであろう曲だ。
しかしその後の渋さのあるアコギや歌メロにはうっとりしてしまい全体的に味のある哀愁ソングになっているため決して悪い曲ではない。後半が良い出来なだけに2曲に分けてほしかった。
かっこよさが溢れるアップテンポ曲。
覚えやすい歌メロ、安定のネオクラシカル、爽快感、キーボードソロなどロイハンの良いとこを詰め合わせたような内容。決して派手ではないが聴けば聴くほど味が出てくるスルメでもある。
古き良きハードロックを意識したようなミドル曲。駄曲ではないがアルバムの世界観に合ってないためいらなかったと感じる。間奏が強いロイヤルハントのはずなのにこの曲ではそこがグダグダだったのもマイナスポイントである。
歌詞
冷たい街の灯は破れた夢の国に広がる
街の隅々まで恐怖という蜘蛛の巣に捉えられている
イントロが中々に長いアップテンポ曲。
ロイヤルハントファンを狙ったような曲だがサビなど全体的に無難で寂しく感じてしまう。ゴリ押しで名曲風に仕立て上げたような感じの曲であまり好きにはなれなかった。
イントロやソロなどで所々聴けるネオクラ音は好みだ。
歌詞
不信の海を渡りながらお前が塵で覆い隠した黄金を探し求めて 内側から差す影の中でどうしてお前は生きられる?
光を避け罪の川に逃げ込め 膨れ上がる嘘の平原にて とめどない嘘には犠牲がつきものだ
バラード枠。Far awayやLong way honeを彷彿とさせる出来だ。悪く言えばマンネリバラードでもあるが、やはりこの手の曲をやらせたら名曲認定不可避だ!途中の情感溢れるソロ、そして歌メロやバックで入るキーボード音にうっとりだ。
歌詞
絵画が語れるなら声が多すぎてしまうだろう 悲しみが叫べるなら俺は一日中耳を塞ぐだろう 希望を植え付けても収穫は幻想だけ
名曲の雰囲気を醸し出しているアップテンポ曲だが、構成が単純かつメロディが全く刺さらない残念曲。間奏が救いだ。
スローテンポの曲でラストにしては地味な曲だが、サビのメロディに味があり聴けば聴くほど虜になる不思議な魅力を放つ曲だ。7分と長いが間奏などが充実しているためダレずに聴き通せるところもいい。
歌詞
瞳に浮かぶ涙が一粒ごとに恐れに向き合うための小さな一歩になる 俺はお前を想う
背後で橋を燃やすごとに めくるページごとに、お前は思い出す 毎日は時の大海に落ちる孤独な涙の一粒にすぎないことを
英知と愛を語りかけ彼は第7の太陽へと走る
6th The Mission 50点 2001年

火星をテーマにしたコンセプトアルバムで歌入りの曲とインスト曲が交互に繰り返されるという面白い構成になっている。近世ヨーロッパ的なネオクラシカル色は薄れ、SFを意識したためかデジタル音が前面に出た意欲作。ロイヤルハントらしさが無く、駄作臭がするが意外と美しいメロディとかも多いため結構聴ける作品。進化と捉えるか迷走と捉えるかはあなた次第。
【コンセプトについて】
レイ・ブラックベリーの小説「Martian Chronicles」がベースになっている。
この物語は火星における人類の干渉を日記の形で描いたSF小説であり、火星の風景を連想させながらも描写されているのは極めて人間的で現実的なもの、らしい。
おすすめは4、12
1. Take Off
2. Mission
3. Exit Gravity
4. Surrender
5. Clean Sweep
6. Judgement Day
7. Metamorphosis
8. World Wide War
9. Dreamline
10. Out of Reach
11. Fourth Dimension
12. Days of No Trust
13. Total Recall
歌詞&サブタイトル
#1 2001年8月 定住者
ロケットの発射音が聞こえるSF度マックスな短いインストとというか効果音集。この一発でこのアルバムが今までのロイハンとは違う異質なものだとわかるだろう...
#2 1999年1月 ロケットサマー
ピコピコクチュクチュのデジタル音から始まるゆったり気味のミドル曲。なんじゃこりゃたああ!!と怒り狂うファンもいると思うが慣れてしまえばちゃんと歌メロがロイヤルハントしてるのでそこまで悪くない曲だ。所々不思議な哀愁があるところもいい。
#3 2002年10月 岸
短すぎるしインパクトもない存在意義を疑う謎インスト。ただのつなぎ役。
本作のハイライトととも言えるアップテンポ曲。デジタル音が気になるが、キャッチーで彼らの魅力が詰まった傑作だろう。ネオクラシカルなイントロや明るいが勢いのあるサビが聴きどころ。
#5 2005年4月 案内人
インスト枠だが軽く歌もある。歌ターンはダラダラしたロック調でグダるが中盤の神秘的シンセターンは好み。ピングーを彷彿とさせる可愛い音だがこの作品だけの世界観に浸れる。
#6 2001年6月 そして月はいまだ輝く
スローな曲。たまに彼らがやらかす系の曲だ。重々しく王様の貫禄を出すハードロック風の曲をやるもただのグダグダソングになってしまっている。駄曲と言うほどでもないが今作を迷作にさせている要因の一つとも言える。
#7 2002年2月 破壊的人物
ピアノのみの美しくかっこいいインスト。
アンダーセンの技術とセンスがひかる名インストだと思う。この手のピアノ曲集みたいなものを作って欲しい笑
#8 2026年8月 湿っぽい雨が降る
アップテンポ曲で人気出る枠の曲だがどうも好きになれない。狙い過ぎというかサビのワン!トゥー!スリー!がダサすぎる笑 その他もヘンテコデジタル音が気になったり全体的に茶番感が出てしまってるように思える。
#9 2003年2月 暫定措置
泣きのギターが最高なインスト。
美しさを全面に出したインストでこの手の曲も大好きだ。バックで流れるふわふわキラキラキーボードも好み。
#10 2003年8月 夜の会合
ヘヴィなミドル曲。
ライザップみたいなAメロが来た瞬間終わったと思ったが最後まで聴くとそこまで悪くない。イントロアウトロの淡々としたギタメロやギターソロが案外癖になり、目をつぶれる曲だ。
#11 2005年11月 見張り人
かっこいい系の疾走インスト。彼ららしいナンバーでありアンダーセンの凄技ソロも聴ける。このアルバムの良いところは色々なタイプのインストを堪能できるところか。
#12 2026年4月 長い時代
ここで名曲バラードがくる。ポップス色が強いが懐かしさを覚える哀愁に心をやられ不思議とジャケの世界観にもマッチしている。イントロ、Aメロの歌メロ、間奏部分などが特に個性もあり素晴らしい。サビが少し普通すぎる感じもするが満足のいく内容だ!ロイヤルハントのバラードはどのアルバムでも必ず当たり曲が来るから最高だ。
#13 2005年11月 オフシーズン
ラストはアグレッシブなアップテンポ曲。
Aメロで突如中東風のメロが来てびっくりする笑 新たな試みは良いが世界観が謎すぎてなんとも言えない。。Bメロはかっこよくそしてサビがスーパー手抜きというロイハンの良いとこ悪いとこ全てが詰まっている笑 間奏部分ではテンポダウンし泣きギターターンが来たりと大曲を意識した作りだ。あと問題はアウトロにもあり、やたら長く「終わりたくない!」と駄々をこねる子供みたいでポカーンとなってしまう。。笑
7th Eyewitness 71点 2003年

世界中で起きてる事件を目撃者視点でみるというコンセプトの作品。全曲のイントロに何かしらの効果音が入っているのが特徴的。それはオシャレでもあるし、邪魔な要素でもある。前作に引き続きデジタル色は前面に出ているが、ロイヤルハントらしい宮廷音楽風アレンジも戻ってはきている。
今作はロイヤルハントの中では一番正統派ヘヴィメタルに近いかもしれない。コンセプト上、様々な種類の事件をみているということなので、ネオクラシカルなメタルからジャズ、賛美歌的な曲とジャンルの振り幅が広いためダレることはない。独特の雰囲気を持ったサビメロが多く中毒性が変に強いため個人的には好きな作品。
おすすめは3、4、5、8、9、10
1. Hunted
2. Can't Let Go
3. The Prayer
4. Edge of the World
5. Burning the Sun
6. Wicked Lounge
7. 5th Element (Instrumental)
8. Help Us God
9. Game of Fear
10. Eyewitness
アルバム解説
このアルバムはヘッドラインニュースを見るようなもので最近起きた事件に関する我々の意見が題材になっている。戦争やかつて文明化した地域社会が誇っていたものが映し出される。
またこの作品は感情の激しい変化もテーマにしているため、基本的なスタイルは崩さずにありとあらゆるジャンルに挑戦している。
5分ほどのニュースを追い求めた曲でテレビ画面、マイクに囲まれた個人、カメラのレンズを示している。
アップテンポ曲でロイハンファンの心を掴むAメロが魅力。前作から引き続き登場するデジタル音が個性を薄めていて中途半端感が出てしまっているところが残念。サビもちょい手抜きだが勢いでなんとか誤魔化している笑オープニングにはふさわしいトラックだと思う。
戦争がテーマらしい。
レビュー
90年代末の激烈なロックを思い出させる。
ライザップのCMをヘヴィにしたような内容で駄曲だ笑 ヘヴィ路線になると個性やメロが死にヴォーカルも実力を出せないのでやめていただきたい。
教会に導いてくれる曲。失ったものを元通りにしてほしいという願望と和やかな時への静かな祈りの内に一体になることがテーマらしい
レビュー
登場する楽器はパイプオルガンのみ、という尖った試みをしたバラード。自分たちの強みを知るロイヤルハントだからできる技で教会という感じがして好きだ。
死刑執行を待つとある罪人の生い立ちと過去などの回想が描かれた曲
レビュー
ニューロックでアグレッシブだがメロディックでキャッチーなミドル曲。こちらもメタル要素は薄く地味な印象が強いがサビの歌メロは魔力で溢れていて意外と頭から離れない。
「次から次へと」という生活習慣をする人間がテーマで、環境破壊を危惧した歌。
俺たちの唯一の故郷に瓦礫の山を築く人間の愚かさを示している。
レビュー
美しいイントロから入るライヴでも盛り上がるようなアップテンポナンバー。彼らの本領発揮とも言える内容だ。なんと言っても聴きどころはわかりやすく、そしてかっこいいサビだろう。ストレートなメタルにうっすらと溶け込むネオクラシカルというのも悪くない。
歌詞
長々と何世紀もかけて犠牲者の上に帝国が築かれた 地球が呼吸を止め、風が止まるまで天に上がろうと高層ビルを建てて自身を埋没させている 森林が砂漠と化し、川が泥水となり、空気が貴重な財産となる日は来る
ロイヤルハントが社交場を巡る歌。高級クラブを訪れている時の思い出を曲にした感じか?
レビュー
謎トラック。まさかのここでジャズみたいなのをやられる。こういう試みは良いと思うがなんだかアルバムを通して聴くと拍子抜けしてしまうためボートラに左遷してほしかった。ロイヤルハントの休日バカンスを見せつけられている感じだ笑
インスト曲でロイヤルハントの全てが入っている。技術の見せ場でありながらスピーディなネオクラシカルサウンドを存分に堪能できる。パワーのあるキーボードソロ、展開を変えるベースソロ、哀愁のギターソロ、と中盤も聴きどころ満載だ。
暴力に満ち愛のない環境で育つ少年の物語らしい。
レビュー
十八番のスタイルにニューロックの要素が混在している。スローでダレ気味、おまけに嫌悪感のある雰囲気が漂っているがサビメロが渋魔力を放っているため変に取り憑かれてしまう曲。ジョンウエストだからこそ成功した曲とも言える。
歌詞
人生は彼の喉に丸薬を滑り込ませた 愚かな泥酔者の戯言を聞いて育った子供は今日も殴られる
この曲は憤怒そのものらしい。テロは至るところで増加し、逃げ場がないからこそ恐怖に立ち向かい打開しなければならないことを訴えている。
速くて凶暴でパンク要素も入っている。ネオクラ要素もあり、サビメロもフックがあり聴いてて気持ちのいい疾走名曲だ。無難だが彼らの持つセンスが爆発している。もう少し評価されても良い曲だ。
ここまで聴いたリスナーが結論を出して欲しいらしい。
アンプラグド状態で始まり、ソフトでムーディなアコギ、チェロ、ピアノが主体という今までとはタイプの違う曲だ。前半は美メロの巣窟だが後半になると突如アグレッシヴ疾走へと化け静と動の両方を楽しむことができる。マンネリ打破曲でもありロイハンの新たな一面も見れる名曲だ。
歌詞
沈黙の溜息、奪われた口づけ 空虚な視線 最後の悲鳴 終わりのないメロドラマのよう 何が起こっているのか見るがいい お前は銀幕の上の証人
8th Paperblood 68点 2005年

新ギタリストのマーカスイデルが加入したことでメタル色が過去一強く超絶技巧的なソロが多く入っている。6thをアグレッシブにした感じか。勢いがつき、メタル作品としては評価できるものだが、彼らが元から持っているお洒落な要素が減っているのが残念。また長いインスト曲が3曲も入っているということで、この作品も一風変わった雰囲気を出している。コンセプトは「ビジネス化した生活」。アンダーセンの現世に対する皮肉は相変わらずだ。実はロイヤルハントはこのアルバムを制作する前にドラムギターベースを失い壊滅の危機に直面していた。そのため今作には「復活」の意味も込められており、アンダーセンが少し張り切りすぎて元気な曲が多いのだろう笑
おすすめは1、2、3、5、7、8
1. Break Your Chains
2. Not My Kind
3. Memory Lane(Instrumental)
4. Never Give Up
5. Seven Days
6. SK 983(Instrumental)
7. Kiss of Faith
8. Paper Blood
9. Season's Change
10. Twice Around the World(Instrumental)
ギターとキーボードが暴れる激しい疾走曲から幕を開ける。ただかっこいいとか難しいとかではなく歌メロやネオクラ度はちゃんとロイヤルハントしているところが良い。メタルを味わいたい人におすすめ。
ヘヴィでプログレッシヴなテンポチェンジを見せる変わった曲。イントロではこれまた超絶技巧お披露目と全体的に尖った印象が強いがメインメロディはキャッチーで覚えやすいため安心して聴ける。
インスト曲。哀愁あるメロディラインからANGRAのNothing to Sayを彷彿とさせる裏拍タイムに入り、そこからは怒涛のギター&キーボードソロの嵐となる魅せまくり曲だ。
爽快感ありファン歓喜の疾走曲。Aメロなどのバックのキーボードのセンスは抜群。しかし全体的に勢い任せでロイヤルハントが持つ特有の美というものが感じられなかったのが残念。
魔力あるミドル曲。癖になるリズム、渋みと貫禄のある歌メロなどが武器で名曲の部類に入る。中盤の鬼キーボードソロのところの世界観が個人的に好き。
ここで再びインスト曲。ギターVSキーボードの超絶技巧ソロ合戦になっている笑 ただ実力を見せつけてるだけではなく後半からは哀愁あるメロディアス展開になるので聴いてて疲れない点がGOOD。
渋いアコギから始まるミドル曲。少々おちゃらけた感じで初期の頃のような懐かしい雰囲気を放つ。メタル色ネオクラ色はほぼないがロイヤルハントらしい音作りに安心感も覚える。熱風のような曲が続く今作ではそよ風的な役割を果たしてくれているため心地いい。
歌詞
命に価値がなくなれば死に値打ちが出る
パワー溢れるストレートなメタル曲。特に光るものはないが安定したかっこよさのある曲。ギターソロも炸裂してて堪能できる。
お得意のパワーバラード。美しく哀愁があって良いがどこか過去作の焼き回し感もあり、中々脳裏に焼き付かない曲だ。
歌詞
秋の冷たい涙が君のために流れ寒い中僕が置き去りにされるいくのがわかる この燃えるような涙の痕に夜へと導かれる 雪の中に点々とつく足跡 美しき日々を見てきた心は瀬戸際に立たされる この季節の移り変わりから逃れることはできないのだから
ラストはゆったり目の貫禄あるインスト。おまけ感が強く余力を垂れ流してる感じなのな少し残念。途中ピアノが入る洒落乙ターンやロイハンでは珍しいドラムソロなどもあるため聴く価値はある。終盤は彼ら特有の美を感じれる展開になるがフェイドアウト締めされてしまうため不燃焼度も凄まじい。
9th Collsion Course (Paradox2) 52点 2008年

ジョンウエストが脱退し新しいシンガー、マークボールズを迎えて作られた9thアルバム。
パラドックスの続編ということでここ最近消えていた近世ヨーロッパ的なネオクラシカル要素が帰ってきた。不安と期待の今作、蓋を開けてみると名曲がいくつかあるものの中途半端で惜しいという印象だ。。
過去の音を使い回したり、地味なメロディを連発したりと心の迷いがかなり出ているような気もしてしまい一貫性の無さがネックだ。
上手くいけば3rdのMoving Targetを超える名作になっていた可能性もあるだけに勿体ない。
1. Principles of Paradox
2. The First Rock
3. Exit Wound
4. Divide and Reign
5. High Noon At the Battlefield
6. The Clan
7. Blood In Blood Out
8. Tears of the Sun
9. Hostile Breed
10. Chaos a.C.
4th「パラドックス」に収録されていた名アコギメロディを使い回したイントロから始まる壮大なオープニング曲。前半は美しいオーケストラと歌が入り、後半になるとロッキーなインストゥルメンタルパートになるThe序曲といった感じ。必要な存在だということに間違いはないが詰め込みすぎ感&中途半端さやダレを感じてしまう。もう少しコンパクトにできなかったか。。
歌詞
教会は人間によって建てられ我々みんなが理解するところの愛によって運営される 無数の命が失われてしまったから 月に向かってひざまずくか 十字架に向かってひざまずくか
ロイヤルハント史に残るといっていいほどの名曲。メタルとしてのかっこよさ、ネオクラシカルの美しさ、どこを取ってもキャッチーでインパクトのある歌メロ、暴れるギターソロなど聴きどころまみれだ。
歌詞
はじめに唯一無二の神がいた 世界を支配するための唯一の神だったのに 時が経つにつれ人は数々の神をまたもや迎え入れた これは前身か逆行か 金に金で書かれた掟を生み出してしまった
渋さあるミドル曲。派手ではないが淡々とロイハン節を見せつけてくる姿勢が魅力的な曲だ。どのパートも洗練されていてこの曲も隙がない。
過去最高に2バスが暴れているアグレッシヴネオクラ曲だ。全体的に歌メロの質も良いがサビでパワー全開になるところが聴いてて爽快。
癒しのアコギポップ系の曲。コーヒーのCMみたいな曲がまた来てしまった。。曲自体は悪くないのだが、緊迫感ある流れでここまで来てしまっていたので拍子抜けしてしまうため、アルバムの世界観的にもいれるべきではなかったトラックのように思える。
リフや雰囲気は名曲の香りがするアップテンポ曲なのだが、どこか薄い。歌メロや構成が手抜きのように思えしてしまう惜しい今日だ。
駄曲枠に入ってしまうスロー気味のミドル曲。彼ららしい曲ではあるが全てが中途半端で心の迷いを具現化したようなトラック。4thパラドックスではなく何故か6thの中東メロディが使われていたりと世界観も台無しにしていてアルバム全体の評価を落とす戦犯的存在だ。
歌詞
悪意ある思考という監獄に信念を置いている輩が必ず現れる 自分たちが何のために戦っているのかまったくわからずに全能の神を求めている
チェンバロと女性コーラスで魅了しまくるイントロから始まる名曲。美しい間奏やパワーとインパクトを兼ね揃えていて聴いてて爽快。ちょっと展開が大袈裟すぎな気もするがネオクラシカルバンドの本気を見せつけることができている。
歌詞
殺しは無行為だがその裏には理由がある 報復?そう、国民の大半が盲目になった
いつの日か俺はいなくなるが俺のやったことは太陽の涙が憶えている
スロー気味のミドル曲でイントロもサビも地味の極み。捨て曲かと思いきや間奏部分のギターソロを狭むネオクラパートのとこだけはかっこいい!この部分に助けられた曲だ。
一つの曲というよりはフィナーレ曲みたいなトラック。イントロが少々くどいが大円団ある歌メロが哀愁いっぱいで好きだ。最後にparadoxに収録されているlong way homeのメロディが入る。お洒落な演出のようにも思えるが一応パラドックスぶち込んどこうと取ってつけたようにも感じシラけてしまう。。
無理にパラドックスと関連付けなくても良かったような、、というアルバムであった。
歌詞
どんな脚本を舞台で演じようとも聖なる本は銃のそばにずっとあり思いのまま火を噴く
何がしら神の名の下でキャストは変わり続ける そこにお涙頂戴のハッピーエンドなんてものはない
10th X 75点 2010年

今作は旧式のアナログ機材で収録した一風変わった作風になっており70年代のハードロックバンドを意識したアルバムになっている。
古き良きスタイルに彼らの代名詞でもあるネオクラシカル風のアレンジが加わりどの曲も個性などが光りかなりのクオリティ。メリハリがあり、長さも4分から5分台の曲が多く飽きない作りになっているのがいいところ。また、この作品にしか存在しない独特な古臭い哀愁がなんとも言えない味を出している。
1.Episode X (arrival)
2. End Of The Line
3. King For A Day
4. The Well
5. Army Of Slaves
6. Shadowman
7. Back To Square One
8. Blood Red Stars
9. The Last Leaf
10. Falling Down
11. Episode X (departure)
インストかと思わせといて後半だけ歌が入る短い曲。壮大でかっこいいギターがうねる前半とピアノに合わせ歌が入る美しい後半という2部構成。この尖ったアルバムの幕開けにふさわしい内容だ。
ハードロックで勇ましさのある曲調なのは結構だが歌メロが空気なのが残念。
間奏などは独特の哀愁を放っていて好き。インパクトあるのに記憶に残らないという珍しい曲である。
貫禄のあるスローテンポ気味の曲。記憶に残る箇所は少ないが全体に漂う渋さが癖になる。間奏のピアノ部分など意外性があり面白い。
サビが存在しない変わったミドル曲。イントロやAメロのベースが魅力的で不思議な懐かしさに包まれる。前半に長いソロが来たりしたりと読めない構成になっていて、マンネリ嫌いのファンを楽しませてくれる良曲だ。
一瞬ディープパープルの曲か!?と疑ってしまうほどにゴテゴテのハードロックをしているナンバー。歌い方は完全にイアンギランを意識している笑 挑戦的な曲だがサビでは彼ららしいキャッチーな歌メロをみせてくれてダレ要素を見事に払拭してくれているので安心して聴ける。間奏なども哀愁ありで◎
アコギから始まる渋さ溢れるミドル曲。周回するたびに圧が増して行く魔力あるAメロ、怒涛のキーボード&ギターソロみせる中盤、そしてパイプオルガンと共に登場する女性ヴォーカル、と聴きどころが非常に多い面白い曲。尖った構成だが所々にロイヤルハント要素が散りばめられているので安心して彼らの世界に入れる。
ここで再び古き良きスタイルのハードロック曲。イントロからディープパープル色が強くて笑える。この手のロイハンソングは他のアルバムに入っていたら必ず浮いてしまう存在になるのだが、不思議と今作では世界観にマッチしていて不快感なく聴ける。ノリノリなサビは意外と中毒性があり好きになってしまう笑
歌詞
故郷は帽子を置いておけるところだと言う
運命を推し進めながら振り返る
インスト曲かと勘違いしてしまうほど長いイントロから始まるミドル曲。イントロとサビメロが特化した曲だが、全体に漂う古臭い哀愁もたまらなく良い。もう少しコンパクトにできたら神曲認定できた。
ピアノの旋律が美しい名バラード。
バラードに強いバンドだが、今までの焼き回し感も無く世界観が今作にマッチしており好感が持てる。ピアノと歌メロがとにかく魅力的だ!
歌詞
俺は相変わらず空白の1ページの前でただ1人立っている寂れたステージを思い描く 寒い中、最後の一葉が散りまた訪れた孤独な日を吹き払ってくれる だから俺は静かな溜息を待つ
パワー溢れるアップテンポ曲。
全体的に勢い任せ感もあるが間奏部分の疾走パートなどは斬新で無視はできない出来だ。
1曲目と同じメロディのインスト。
アルバムの始めと終わりが同じメロディなのが洒落乙。
11th Show me how to live 77点 2011年

中期のロイヤルハントはデジタル音、ハードロック風の曲を作り、ネオクラシカル色は健在ながらも新たなステージに立とうと試行錯誤をし、時に成功し、失敗していた。悪く言えば迷走期だが、よく言えばマンネリからの脱却期である。今回初期の頃に在籍していたヴォーカリストDCクーパーが復帰したせいか、曲調が昔の頃のようなバリバリの近世ヨーロッパ風のネオクラシカルメタルが帰ってくる。やはりロイヤルハントはこうでなければと思える出来だ。曲数が7曲と少ないのが寂しいが、無駄な部分が削ぎ落とされた洗練ネオクラシカルメタルを堪能することができる力作である。
おすすめは2、4、5、6
1. One More Day
2. Another Man Down
3. An Empty Shell
4. Hard Rain's Coming
5. Half Past Loneliness
6. Show Me How To Live
7. Angel's Gone
壮大なイントラから始まるネオクラアップテンポ曲。特化している部分は特にないがD.Cクーパーと共にかつてのロイヤルハントが帰ってきた!という印象が強い曲で安心感は凄まじい笑
新生ロイヤルハントを堪能できる美しくかっこいいミドル曲。
近世ヨーロッパ音階のイントロに華麗なAメロBメロ、キャッチーで覚えやすいサビ、哀愁のギターソロと全てのパートが聴きどころというゴージャスソングだ。
緊迫感のあるアップテンポ曲。サビや歌メロなどは中々に手抜きだが、ネオクラ要素と貫禄だけで成り立たせてしまった曲だ。彼らにしかできない曲なのは間違いないのでアルバムの繋ぎ役として良い仕事をしている。
チェンバロから始まる超ネオクラミドル曲。美しく華麗、しかしサビでは力強くキングの貫禄を見せつけてくるというどのパートも隙がない名曲だ。この落ち着きのある様式美は他のバンドではなかなか見られない。ベテランになった証拠とも言えるトラックだ。
このアップテンポ曲も凄まじいクオリティ。
なんといっても最大の聴きどころはキャッチーだが意志が強くかっこいいメインメロディだ。このメロを思いついた時点で勝ち確ソングであった。アルバムの世界観を守りながらライヴでも盛り上がる曲に仕上げたアンドレ恐るべしだ。
10分以上あるスロー気味の大曲。
古き良きスタイルに彼らの持つ貫禄で作り上げたような曲だ。そしてこの曲の最大の特徴は4分近くある長い間奏だろう。壮大なネオクラ世界を堪能できるがもう少し短くても良かったような、、ギターソロからどんどん盛り上がっていくところはかっこいい。
歌詞
真夜中、暖炉のそばに座っていると燃やす思い出も尽きてくる 願望のない人生を切り開きまた1日を送る生活にどんな意味がある
ストレートなネオクラアップテンポ曲。
聴いてて爽快だが歌メロが何一つ頭に残らずあっという間に終わる曲だ...しかしアルバムラストだからなのかなぜか許せてしまう笑
12th A Life to Die for 66点 2013年

前作の延長線上にあるが、更にプログレッシブになり、少し暗くなった印象がある。名曲と空気曲の差
12th A Life to Die for 66点 2013年が大きく前作に比べると出来は少し悪く「惜しい」という感想が第一に来る。メタルというよりはメロディックハードロック寄りになってきた。また今作では初めて本格的なオーケストラを使っているためネオクラシカルの王がシンフォニックにリンクするという芸術メタラー注目の作品ではある。
おすすめは2、3、4、5、6、7
1. Hell Comes Down from Heaven
2. A Bullet's Tale
3. Running Out of Tears
4. One Minute Left to Live
5. Sign of Yesterday
6. Won't Trust, Won't Fear, Won'Beg
7. A Life to Die For
良くもなく悪くもないミドル曲。オーケストラを使った壮大なサウンドは良いが全体的に地味で10分近くあるため中々に苦痛。
なぜコンパクトに収められなかったのか。。
アルバムの冒頭にこれが来てしまうため出鼻を挫かれ、全体に悪印象をもたらしている。今作の戦犯曲とも言える。
本作の神曲第一号。オーケストラと女性ヴォーカルから始まる美しいイントロで一気に世界に引き込まれる。そこから徐々に盛り上がっていきサビで力強い哀愁を爆発させた時には聴いてるこちらもガッツポーズものだ。
ネオクラシンフォニックパワーゴシックとありとあらゆるジャンルを綺麗に1つの曲にまとめられるロイヤルハントのポテンシャルを見せつけられる。
ポップス寄りのミドル曲。キャッチーで明るいのは結構なのだがアルバムの世界観を意味不明なものにしているためこいつも中々に戦犯曲。たまにロイヤルハントがやらかす缶コーヒーのCM的な曲だ笑
今作神曲第二弾のネオクラアップテンポ曲だ。危機迫るようなオーケストラから始まるイントロからカッコいい。全体の歌メロの流れもスムーズで良く、サビメロはキャッチーでありながらも哀愁も感じさせる素晴らしい出来だ。ギターソロも決まってて隙なし曲だ。
本作のハイライトとも言える神曲第3弾。美しいピアノのイントロを聴いた瞬間名曲だと確信する。キャッチーで哀愁のあるメインメロディが最大の武器でこの旋律を思いついた時点で勝ちだなといった感じ。極上のミドル曲を堪能することができる。
地味なタイプのスロー曲だが歌メロの繋げ方がDCクーパー特有のものがありこれはこれでありだと思える曲。壮大な世界観と歌メロに注目して聴くとそこそこ楽しめるはずだ!
地味ミドル曲。悪くはないが全く記憶に残らない悲しい曲だ。2時間くらいで急いで作ったようなクオリティに感じてまう。。これも戦犯曲の一つだろう。
13th Devils Dozen 47点 2015年

アンドレアンダーセンのやる気が消え一時は解散の危機にあったがまたこうして復活してくれた。今作は屋根裏で見つかった前の住居人の手紙や日記を読み、自分の人生と照らし合わせていくというコンセプトアルバムとなっている。
基本的な流れはD.Cクーパー復帰後のここ数作と同じだが、更に印象が薄くなってしまった今作。良い曲もあるが全体的にパワー不足でダレてしまう。ネオクラシカル色も薄れ、迷走している感も否めない。作品を出すたびにマンネリ化が進行していってるのが気になる。。
おすすめの曲2、5
1 .So Right So Wrong
2 .May You Never (Walk Alone)
3 .Heart On a Platter
4 .A Tear In the Rain
5 .Until the Day
6 .Riches To Rags
7 .Way Too Late
マックのポテトみたいな旋律から始まる。 面白みのない無難ミドル曲で7分もある為中々に苦痛である。せめて4分くらいの曲にしてほしかった。。軽快な曲調なのは結構だが歌メロも記憶にも残らない、、
ロイヤルハント本領発揮曲。勢いあるアップテンポのシンフォニックネオクラシカル曲だ。特に進化とかは感じられないが我らファンが待ち望んでいたタイプの質の高い曲である。イントロとBメロが好み。
ダンディーで渋さ溢れるミドル曲。ダラダラした雰囲気が結構好きで良曲だと思うがコンセプトがよくわらかない。。DCクーパーの声がなんか疲れているようにも聴こえる。
かっこいいタイプのアップテンポ曲だがこれもインパクトあるはずの曲なのに全く記憶に残らない。。マンネリという字が真っ先に頭に浮かんでしまうまずい曲だ。
本作のハイライトと言える名曲パワーバラード。ベテランの意地を感じさせる高品質トラックでありサビの歌メロが輝いている。
ロイヤルハントの5曲目神話(毎回5曲目のクオリティがやけに高い)を貫いてくれて良かった。
民族的なドラミングと笛から始まる実験作。
クーパーの歌が入った瞬間いつものロイヤルハントになりそれなりに聴ける曲だが本作のコンセプトをわけわからなくさせる謎曲でもある。マンネリ打破を試みるも思いっきり空振ったような印象だ。
消化試合臭が凄まじい空気ミドル曲。やべえあと1曲作らなきゃ、というノリで作られたような曲で今作のメロディをいくつか拝借したのをツギハギにした感がして手抜きだし記憶に残らない。
最近のロイハンは最初と最後の曲が弱いのが残念だ。
14th Cast in Stone 60点 2018年

あまり話題にもされずサラッとリリースされた感じの14枚目のアルバム。アウトテイク集っぽいだとかマンネリの極みだとか結構ネガティブな意見が目立つ今作だが個人的には前作より好きで良作だと思う。
進化の「し」の字もなく過去の焼き回し感はたしかにあるが、どの曲も一定のラインを超えてきて納得がいかない曲は一つくらいで済んだため全然聴ける作品だ。支離滅裂で駄曲がいくつもあった前作より、ロイヤルハントの世界に浸れる安定感重視の今作の方が断然良しと思える。個性がありベテランだからこそ許される作品と言いたい。
1. Fistful Of Misery
2. The Last Soul Alive
3. Sacrifice
4. The Wishing Well
5. Cast In Stone
6. A Million Ways To Die
7. Rest In Peace
8. Save Me II
ギターリフが癖になる地味ながらも好みなミドル曲。目立つ曲ではなく騒ぐほどのクオリティではないがギターと安定のロイハン節がうまく融合し良曲に仕上がった感じだ。アルバムの序盤がダレがちな彼らだが今回ばかりは健闘したと言えよう。
賛否両論だが超久々の疾走曲でマンネリも打破してくれているので好きなナンバー。レインボーを彷彿とさせる古き良きストレートなハードロックに所々アンドレ特有の調味料がかかっている。普段はあたり目立たないギターリフも活躍するのが聴きどころ。デジタル音のキーボードソロもかっこいい。
リゾート地のようなアコギイントロから始まるパッとしないヘヴィ寄りの曲。サビの歌メロなどはそこそこ良いが過去作の名メロから拝借してる感があり新鮮味なしの支離滅裂残念ソングだ。間奏部分だけは彼らの良さが出ていて評価できる。
アグレッシブなイントロだが安定のロイヤルハントミドル曲。ネオクラシカル色のあるBメロが輝いているだけにサビの歌メロに物足りなさを感じてしまう。あと間奏部分が尺稼ぎとしか言えないほどグダグダなのも気になる。全体的にこう薄味だが彼らの力は発揮できている悪くはない曲だ。
ネオクラ色MAXの最高の疾走インスト曲。とにかくかっこいい!そして彼らの持ち味でもある近世ヨーロッパ風王国色が大洪水の如く溢れ出ているのでとにかく爽快。今作で1番パンチのある曲がこのインストとなる笑
貫禄あるヘヴィでスロー気味の曲。パワー不足ではあるが渋さあるギターソロやベテランの余裕というものを見せつけるような爽快なBメロが魅力で聴きどころは意外と多い。
ラストはアップテンポ曲。ネオクラ色が混じったAメロが非常にかっこいい。サビが少し弱いが安定のクオリティと言ったところ。ギターソロも決まってる。ここ最近のロイハンの作品はアルバムラストに雑魚曲が来る傾向にあったが久々に頑張ったと言えるトラックだ。
15th Dystopia 76点 2020年

Inception F451
Burn
The Art of Dying
I Used to Walk Alone
The Eye of Oblivion
Hound of the Damned
The Missing Page (Intermission I)
Black Butterflies
Snake Eyes
Midway (Intermission II)
まさに全時代の強みを混ぜた集大成ともいえる作品でマイク・ボウルズなどの歴代名ヴォーカリストがゲスト参加している。ここ2作は中途半端な楽曲が多かったが過去一ひとつひとつの楽曲の存在感が強い作品となっている。レイ・ブラッドベリの小説「華氏451」をテーマしている割には世界観が掴みにくいところが難点だが衰え知らず彼らには脱帽だ。
壮大なインスト。オープニングということもあり良くもなく悪くもなくといった感じ。
ちょいとくどく感じたので1分ほど削ってほしかった。
レビュー
ギターが前面に出たアップテンポ曲でキーボードは控えめ。リフはかっこいいが無難でこれといった聴きどころが無い印象。ロイヤルハントの序盤曲は勢いは良いが詰めが甘い曲がくる。
レビュー
スローでヘヴィな曲だがこのタイプの曲でリスナーを魅了できたのが凄い。焼き回し感はないがロイヤルハントの個性も守れているところが良い。特にAメロがお洒落で釘付けにされてしまう。ラストはアルバム盤だと疾走パートが入っていて展開的には面白いが少し長くも感じてしまうのが残念。
レビュー
女性ヴォーカルを起用した名バラードで映画の主題歌にも起用されそうな完成度。日本のヒット曲か?と思ってしまうロイハンらしからぬイントロのピアノには驚かされたがすぐにアンドレの旋律に変わり安心。Aメロ、サビ、中盤の展開とどこを取っても隙がない歌メロに注目。
レビュー
アグレッシブなアップテンポナンバー。
破壊力のあるサビも良いがその後のクーパーの魅力が詰まったCメロが個人的にハイライト。ネオクラ色のある間奏やソロもグッドだ。
レビュー
スローテンポの曲でこれは駄曲枠だ。ミッション時代を思い出す強いデジタル色とたまにロイハンがやらかすおちゃらけたのノリが特徴。とにかくグダッてしまう。サビだけは彼ららしさがあって安心して聴ける。
レビュー
インスト曲でX JAPANのライヴが始まりそうな雰囲気のオーケストラのみのトラック。かっこいい。
レビュー
壮大でパワーのある曲で12th〜14th時代の流れを汲んでいる。間奏のピアノなどのドラマチックなパートは12th、壮大なシンフォニック要素は13th、目立たないものの曲の流れを崩さない歌メロは14thを彷彿とさせる。
電子音を使ったAメロや泣きのギターが炸裂する間奏も哀愁があり全体的に悪いところが見当たらない力作である!
レビュー
終盤にこのパワーバラード。アコギのイントロの時点で名曲と察する。情感溢れるサビが特に好みだ。8thのSeason’s Chengeに似たメロだが完全にこちらが上位互換。ベルブロックの歌声も初期の頃に比べて綺麗になっているためマッチしていてナイスだ。
レビュー
ラストは短いインスト曲。パラドックスを思い出させるアコギとオーケストラが美しい。
2部への続きを期待させるサウンドだ。
16th Dystopia part2 2022

前回の続編となる16thアルバム。
ロイヤルハントにしては珍しくオープニングナンバーからかましてくれたり、14分越えの大長編曲に挑んだりと普段と違う所でポイントを稼げたのが良かった点である。悪かった点は前作の迫力が凄かっただけにそれ以外の曲がどれも中途半端に感じてしまったところだ。無難なミドル曲などはどうしても前作の下位互換になっているため潔く実験曲をもっと取り入れて個性派アルバムにしてしまった方が良かった気もする。
今回も前回とほぼ変わらない豪華ゲストヴォーカルで溢れているがそんな中メインヴォーカルのD.Cクーパーの歌声が明らかに劣化しているところも目立っていて悲しい。前作が良かっただけに最初聴いた時の印象は良くなかった
前作のラスト曲と全く同じメロから幕を開けるインスト。おしゃれな演出だ。
レビュー
インパクト大のイントロから始まるアップテンポ曲。(FF6 のボス戦の曲に似ている気もするが笑)
ネオクラ度、シンフォニック度、パワーメタル度MAXでわかりやすい歌メロからは貫禄すらも感じさせる集大成名曲。ソロでは8thあたりを彷彿とさせるデジタルな超絶技巧もみせてくれる。
オープニングは大体こけるロイハンだが過去1の掴みと言える。
レビュー
本作やらかし第一弾。スローテンポ曲で渋さを出しているのは良いがフックが無さすぎてイマイチな曲。全てが中途半端でこちらは前曲とは逆のロイヤルハントの悪いところを集めたような内容となってしまっている。変にデジタル音が多いところも意味不明だ。この手の雰囲気の曲をたまに作るので変態紳士枠と呼びたい。
レビュー
安定のミドル曲。リフは個性があり好みだがサビなどが無難で面白みに欠ける。間奏部分のやや明るくなるところなどは良い。冷たさのあるシンフォニック要素、電子的なイントロ、サビ前の劇的なピアノなど全体的に12thに入っていそうな内容だ。
本作やらかし第二弾となるインスト曲である。基本彼らのインスト曲はかっこいいネオクラ節を炸裂させてアルバムを盛り上げてくれるのだが、今回のはただの蛇足である。
全体的に雰囲気は良いが中盤でなんと前作から引用した使い回しメロが登場し、この手抜きっぷりにがっくしだ。最近のロイハンは短いインストを除くと7曲しかアルバムに入れてくれないので、貴重な1枠がこれで潰れたと考えるだけで本作の評価は大きく下がってしまう。こういうのはボートラに入れてくれ。。
レビュー
最近のロイハンらしいストレートなミドル曲。安定した内容でファンも納得できるトラックだがどこかこじんまりとした印象で物足りなさを感じる。劇的で壮大な展開をどこかで入れられれば良曲以上のものになっていただろう。批判されないように防御で固めまくって作った感じの曲だ笑
レビュー
ロイヤルハント史上最も長い14分越えのアップテンポ大曲。ダレるかと思いきや隙はほとんどなくあっという間に聴き通せてしまう文句なしの名曲であった。前作収録の名曲The eyes Oblivionと曲調が似ていて新鮮味は感じないがどのパートもかっこよく決めてくれる。1stの名曲「flight」を思い出させるネオクラリフがある5分超のイントロに丁寧に作り込まれた歌メロと聴きごたえMAXである。
レビュー
最初聴いた時は現代風でホットな曲調に違和感を感じたが聴き返す度に味が出てくるスルメバラード。サビはさすがアンドレと言いたくなるほどの哀愁がある。女性ヴォーカルの使い方もこのディストピアシリーズでマスターした様子だ。
レビュー
最後は短いインスト。やけに明るいのが気になるが最後だからなんでもよし笑 再びPart1に繋がりそうな気配を出しているところは面白い。



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