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江戸川珍歩は描く語りき 第4幕 〜進化した大長編「旧・リュシーストーリー」〜

今回は小学4年生の頃に描いた第13作目「旧・リュシーストーリー」を紹介したい。(2007年6月〜12月頃執筆)

今作も大長編だ。そして内容は前回紹介した大長編「新ヨッシーのクッキー工場」のリメイクだ。そのため主人公は再びリュシーとなる。

前回紹介した「新ヨッシーのクッキー工場」は処女作の続きの話だったが、今作は処女作も前作も関係なく一から始まる。(リメイクのため話の流れは前作に似ている)


 なぜこの記事では「旧リュシーストーリー」というタイトルにしているかについて

次回紹介する2008年に描いた超大長編漫画のタイトルも「リュシーストーリー」であるため未熟で規模も小さいこっちを「旧リュシーストーリー」とした。ややこしくて申し訳ない。。

主人公リュシーは家族旅行中にはぐれてしまう。そんな中、謎のクッキー工場を発見。

ここまでは笑えてくるほど過去作と同じ流れだ。

家族旅行ではぐれたリュシーは「俺らしくないぜ、くだらない」とゴミ台詞を吐く。なんなんだこいつ(笑)。残念な主人公だ。


お馴染みの工場長バックスと出会い、リュシーは工場で住み込みで働くことになる。

お馴染みのリメイクされたメンバーが揃っている。

ウェンド

お調子者キャラになってる。処女作ではコック帽、前作では帽子無し。そして今作ではキャップ帽を被っている。

・ロック 

2作目ではキーマンだったが前作では空気になってしまい扱いに困り序盤で退場させられた。今作では、、!?

・セイジロウ 

今作は完全な善人で登場。処女作同様終始可愛い枠だ。


次の日の夜

リュシーとセイジロウはデパートに買い物に行く。

しかしそこで爆破テロが発生。

謎の敵が現れるも、、

主人公リュシーはめちゃくちゃ強く、悪を瞬殺。どの漫画にもある主人公のパワーお披露目ターンだ。 (このデパートでのテロの流れも前作と同じだ、、笑)


数日後、工場に謎のイケメンが訪ねてきた。

イケメンの名はヨーネル。悪の組織「ヘル軍団」と戦っている戦士で強い仲間を探しているという。

ヨーネルが強い味方を探していると言った瞬間、リュシーが「オレか!?」てなるあたり、、うん、、好きだぜこういうナルシスト。

ヨーネルからも相当な戦闘力を感じとったリュシー。ヨーネルはトランクス的な雰囲気があるキャラだ。


数日後ヘル軍団の幹部「テール」が工場に殴り込みにきた。こいつも前作に出ている。またもドラゴンボールの戦闘服丸パクリだ。。

ウェンドが先制攻撃を仕掛けるもフルボッコ。

帽子が取れると案の定ハゲ頭だったウェンド。

ウェンドが致命傷を受けたところで回が終了するあたり、区切りという面で成長を感じる。ウェンド死す!?というドキドキする次回予告を掲げておきながら次の回でウェンドは無事だったところに詐欺臭もする。

読ませれば勝ちという商法も備わったか、、笑


リュシーvsテール

かなり画力が上がり、戦闘も迫力がある。

とにかく今作はエネルギー波連発が多い。笑

バックス、ヨーネル、セイジロウも加勢し、協力プレイで撃破。2巻を紛失してしまったためテール撃破シーンはのっけられず。。2巻ではその後2人ほどの刺客がきて、それらも協力プレイで倒した流れだったはず。


登場した時は主人公と同じくらいの強さを持つオーラを放っていたヨーネルが蓋を開けてみるとあまり強くなくバックスたちと同等レベルなのが笑える。

トランクス、「コロッケ!」のリゾット的な雰囲気を出していたのに、、


物語は3巻に突入。表紙も表紙らしくなってきてる。


工場で作戦会議を開くリュシーたち。自分たちで敵のアジトに攻撃を仕掛けに行こうといういつもと同じ結論に至る。

会議の終わりにミスター期待外れことヨーネルが突然化け物みたいな顔になり「僕はね〜、実は、ヘル軍団だよーん!!」ととんでも発言をする。

実はヨーネルは2巻と3巻の間でヘル軍団に拐われており、ヘル軍団の一員ぐちゃぬちゃが彼に化けていたのだ。なんだよこの展開、、。あまり活躍することなく、しまいには誘拐されるヨーネルの無能っぷりは凄い。

ヨーネル救出も兼ねてヘルのアジトへ。

玄関で待ち受けていたのは偽ヨーネルことぐちゃぬちゃだ!

ニュパ!と長いベロを使い、ロックを食べてしまうぐちゃぬちゃ。今作でも扱いに困ってしまい、作者に殺されてしまったロックであった。せめてもっとマシな死に方させてやれよ、、


その後ぐちゃぬちゃを撃破し、次から次へと襲ってくる幹部たちと戦闘。戦闘がどんどん雑というかシュールになっていってる笑


ヘル軍団幹部「暗黒の騎士」ネロ登場。防御力が凄まじい強敵だ。

背中という弱点を見つけリュシーは致命傷を負わす

すると、、

マッスルチェンジというとんでも変身をするネロ。

読み返してて雑かつシュールなバトルに思わず笑ってしまう。

マッスルネロはリュシーを食べてしまうも、、

食べられた際に心臓に忍び込み内側から爆破するというむごたらしい勝ち方をする。


4巻に突入。幹部のうちの1人だった「ナインボルト」というキャラがリュシー側につくところから始まる。(メイドインワリオというゲームに出てくるキャラをパクった笑)そしてついに最後の幹部が登場。 

そいつはなんと拐われていたはずのヨーネルだった!

活躍する場面が来ないままヘル軍団に拉致され、挙げ句の果てに操られ敵として再登場するヨーネル。

お荷物どころの話ではなかった。ただの害悪だ。

操られたヨーネルは強くなり、口から光線を吐くなどキモい技を連発してくる。バビディに操られたベジータはルックスも雰囲気もカッコ良かったのになんだこの差は、、、。


結局リュシーにフルボッコにされあぴゃー!となる悪ヨーネル。

洗脳が解け再び仲間になってくれるが、なんかおっさん臭くなってる?作画崩壊というやつだ。1巻のヨーネルとは別人だ。

散々迷惑かけておいて今までの経緯を話すと「へーそうか」と流すしてしまう。性格も中々狂ってる。


そしてついに大ボス「ヘル」との決戦。

めっちゃ強い雰囲気を出せていてよかった。前作のドロドロした感じのヘルも良かったが今作のヘルも中々The・悪という感じがして良い。

リュシーが倒れ、仲間のバックス、ウェンド、セイジロウ、ナインボルト、ヨーネルおじさん、の5人で飛びかかるもヘルの圧倒的な強さに全員フルボッコにされてしまう。ここで4巻が終わる。

5巻と最終巻6巻の表紙はこんな感じだ。

ヘルとの激戦は続く。

ここで恐ろしい展開が起きる。

リュシーが戦闘不能になり、ウェンドがフルパワーの必殺技を放つも、、

簡単に避けられ顔を吹き飛ばされ死亡。

胴体だけになったウェンドをみて「わ!」てなるセイジロウが可愛い、、笑

仲間を殺され、怒りに満ちたバックスもヘルに必殺技を喰らわそうとするも、、

ヘルの強力エネルギー波が身体を貫きバックスも死亡。そして立て続けに、、

ヨーネルは抵抗もできないままヘルに顔を踏み潰され死亡。最後の最後までなんて使えないんだコイツ、、せめて何か技くらいやれよ、、。

リュシーにとどめを刺そうとヘルがエネルギー波を放つもあんなに怯えていたセイジロウが盾になってくれたシーンはちょっと良いなと思えた。

リュシーを庇ったセイジロウも死亡。第2波が来るも今度はナインボルトがリュシーを庇う。

ナインボルトに何か名言を言わせようとして悩みに悩んで12年の時が経ってしまいまさかの吹き出し空白笑

ナインボルトに何か名言を言わせようとして悩みに悩んで12年の時が経ってしまいまさかの吹き出し空白笑 未来をリュシーに託したナインボルトも死亡。たった5ページで5人も仲間が死んでしまう展開には凄まじさも感じた笑 過去最高に鬱展開だ。

リュシーブチ切れ

スーパーサイヤ人展開だ。初めて1ページ8コマという概念を打ち破った記念すべきページでもある。描いてて俺も感情的になったのか笑 良いことだ、、笑


パワーアップしてようやく互角レベルに

しかしエネルギー波の押し合い戦でピンチなると

幽体化した死んだ5人が力を貸してくれた。セル戦やゴブレットのヴォルデモート戦のパクリだ笑

そしてこの5人の中に含まれていないロックがマジで可哀想だ。3巻でぐちゃぬちゃに食い殺されたのに忘れられている。前作以上に不遇な扱いを受けたロックであった。

ヘル撃破。過去最高に見応えがあるバトルではあった。

最終巻6巻に突入。ヘルを倒した後、ひとりになったリュシーのもとにナスビ仮面というキャラが現れ新章が始まる。(レッキングクルーというゲームに出てくる謎の敵キャラをパクった笑)

彼からある人物に会えば死んだ仲間を生き返らせることができるという情報を得る。そしていざ、天国編へ!!てとこで打ち切りだ笑


凄まじい進化を遂げたというわけではないがテンポ、画力、見やすさなどがかなり上がった。また随所に自分らしい演出も見られたので個性もあり当時にしてはバランスの取れた良作だった。


次回は進化した超大作「新・リュシーストーリー」を送りたい。


おまけ

実は新リュシーストーリーを描く前にひとつ描いていた。


14作目「ぼくはナス!強いんだ!」

今回登場させたナスビ仮面が主人公の超駄作漫画を同じ時期に描いていた。

会社をクビになったナスビ仮面は気分転換のためハワイ旅行へ。しかし、乗ってた飛行機が墜落し、生き残ったのはナスビ仮面のみ。謎の島でナスビ仮面の冒険が始まるという、吹けば飛んでいきそうな薄いストーリーだ。14ページくらい描いたとこで打ち切り。あまりに内容も絵も酷く面白みもないため画像はのせません。。


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