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江戸川珍歩は描く語りき 第14幕 高校時代の超大作「ネオ・大脱走」

更新日:7月3日

2014年11月〜2015年7月 この期間に私は300p超えの超超大作である第25作目「ネオ・大脱走」完成させた。(2016〜2017に軽く改変や修正)


高校時代会心の一撃と言える作品で大脱走フルパクり脱獄・戦争・政治物作品である!!


描くに至る経緯は前回の第13幕をご覧いただきたいが、人生で出会った最高の映画「大脱走」をリメイクしたら確定で名作になるという思考に陥ったのだ。


前作辺りから「キャラを立てた作品作り」「ヒロインを多く出す」という新たな思想になり、安定した舞台が欲しかったのである。

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表紙。まあ頑張ってる。


実はタイトルが最後まで決まらなかったためバラバラなタイトルとなっている。


「太陽と戦慄」案

伝説のプログレバンド「キングクリムゾン」の衝撃の一作のタイトルからモロパクリ。語呂が良いから選んだ。


「24/7」案

チルボドの名曲「Needled 24/7」のパクリ。これもフィーリングでつけた。一応1週間と24時間という意味で「全て」を表していたり、割り切れない数字という意味もあったりでこじつけは可能であったがお飾りのようなタイトルになってしまったため没にした。


結局完結から5年くらい経ってから「ネオ・大脱走」と呼ぶことにした。


中国と朝鮮が手を組み中鮮帝国を築き上げ世界征服を企むというアウトな世界情勢からスタート。

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それに対抗すべく日本はフランス、ロシア、イギリスと手を組み戦争を始める。同時にアメリカどもはイスラム帝国と戦争を始め第三次世界大戦のはじまりはじまりというカオス極まりないオープニングである。



主人公はもちろん日本側。中鮮帝国に捕まった捕虜たちが収容所に収監されるシーンから物語は始まる。最後のコマに出てくるのは1番位の高い捕虜である吉井排怒(ヨシイ・ハイド)大佐と本山美苗という女捕虜である。


東條英機とサッカーの田中陽子をモデルにした。


主要人物達が次々と出てくるシーン。

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問題児捕虜を集めた新収容所なため脱獄スペシャリストが多い。


・本作の主役:高杉弾 

単独行動を好む破天荒な奴。脱走オタク。

モデルは中学校のサッカー部だった友人


・阿比留 仁人(あびる にと)

やる気のない長身男。

モデルは同じく中学校の友人


・アレクサンドル ガチンスキー

真面目なイケメンロシア人。脱走のプロで早速収容所を調査している。

モデルはロシアのフィギュアスケーター


・ブレーランジュベール

マイペースで有能だが口が悪いフランス人。

モデルはフランスのフィギュアスケーター



・内村良平

渋い筋肉男。

モデルは内村航平。前作からのレギュラー要員。



・又地丈

内村の相棒。掴みどころのない不思議な雰囲気を持つが優しい。

今作から登場し後に不動のレギュラーとある「又地」である!

この頃はまだ似せることはできていなかったがモデルはSASUKEの又地諒。昔から大好きで今後の作品ではしつこいほど色んな役で登場するのでお見知りおきを、、


ここでの両勢力のトップである所長と大佐が対談するシーンへ。

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・所長 キム・コマツン

怪しさ満点だが意外と物分かりが良く常識人で苦労人な人。


「小松」初登場である。。大問題作でありとてつもない長編にもなってしまった次作「小松千夜物語」で主人公になる男だ。今作では大人しいが今後の我が作品でキチガイの代名詞的なキャラとなる。

モデルは高校時代同じクラスだった小松である。

奇妙なカリスマ性を持つ生きるキチガイであったため我が漫画人生を狂わせた張本人とも言える。


そして推しのダリアちゃんが登場。

看守に喧嘩腰なでっかい女捕虜である。

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前作で軽く紹介をしたダリア型の進化系である。今作での名は漁火ダリア。

理想の暴力系デカヒロイン像が固まり今作ではルックスも進化。物語の核を握る重要捕虜役として活躍する。

この時代から今読んでもモニっ(*´ω`*)と思えるヒロインを描けるようになってきたのだ。


ダリアも今後の作品で不動の主役格となる。


各々で早速脱走計画を実行する。この収容所をお手並み拝見するかのような舐めたプチ脱走劇だ。

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ジュベールらフランス組が喧嘩をするフリをして看守の気を逸らすうちに又地はトラックの荷台に隠れ、内村は移動となるベトナム人捕虜に紛れる。



イギリス人捕虜のミルガも荷台に飛び込み脱走を試みる。

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またしても女キャラであり、こちらも後の作品で準レギュラーとなる「マルシア型」ヒロインだ。


テラフォーマーズという漫画に数コマだけしか登場しないモブキャラ「マルシア」に惚れて彼女を軸にしたヒロインを作ろと思ったのが誕生のきっかけである。

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レベルの高い収容所なため簡単に脱走がバレてしまい、収容所に戻されてしまう。

ここでは弾が堂々と鉄条網の側まで行くというイカれっぷりをみせる。

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ファッキンコマツンと叫んだ罪でミルガも弾と共に独房行きへ。

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同じ空軍であり単独行動大好き派な弾とミルガは意気投合。

弾は元レーサーだったことを語る。その後2人は独房で2人だけのおバカな脱走計画を語り始めた。


一方、大物囚人が「赤色バタフライ」と呼ばれるナチスのゲシュタポ的な過激派によって移送されてきた。

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コマツンを含む収容所側は非道なやり方を好む赤色バタフライのことを嫌っている。

拷問を受けた末引き渡された男の名はハル。

今まで数多くの脱走計画を考案し指揮をしてきた囚人である。


そしてもう一つ注目してほしいのは赤色バタフライの中に麻原彰晃の姿が!!

小松と並びイロモノ枠で今後の我が作品を引っ張るレギュラー枠「尊師」はキムソンシーという名前で登場。

まだ描き慣れていないところが可愛い。作を重ねるごとにリアルになっていき気持ち悪くなっていくのだ。。


ハルは早速大佐と対談し大規模脱走計画について話す。

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脱走をさせない監視レベルSの収容所VS脱走のプロを集めた囚人チームの矛盾対決となる。

ここで1話が終わる。


パクリでなければかなりのクオリティだ。

パクリでなければな、、

しかし大脱走の漫画化としては十分機能しているため目的は果たせている作品だ。

キャラの顔バグなどもこの時代からは無くなり、恥じる絵は少なくなった。


2話と3話の表紙。


その晩、ハルはスペシャリストたちを集めミーティングを始めた。

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「Yuzuru」「Daisuke」「Tatsuki」と名付けた3つの脱走用トンネルを掘る計画だ。トンネルの名前に自分らしさ、遊び心を入れられたところはナイス。



200人の捕虜を一気に脱走させる大計画のため役割分担が始まる。

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内村&又地はトンネル掘り

ジュベールは製造屋

半モブのダニエルは仕立て屋

親のコネで中佐になった真面目女・本山美苗は情報屋

ダリアは調達屋

阿比留は測量屋

ガチンスキーは土処理屋

と綺麗に役割分担ができたところで解散。



ダリアと相部屋になったのは霧島玲という女の子で偽造屋だ。

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霧島のモデルは前作紹介したイソベ型・爬虫類型の進化系である。高校時代の好き過ぎた女子がモデルであり彼女も今後のレギュラーヒロインである。(ストーカー犯罪臭がするって?気にしない気にしない、第一この記事をここまで読んでいる狂人なんて自分以外いないのだから)


初の友情に焦点を当てた作品でもある。原作があるおかげだが、ここでキャラの友情の自然な芽生えというものを学べた。


そして次の日からそれぞれが脱走計画に沿って動いていく。

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3話目。20日以上が経ちようやく独房から出れた弾とミルガはハルや大佐たちと面談することになる。

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ハルたちは弾とミルガに大脱走計画に参加してほしいとお願いするも、断られる。


弾たちは1日で脱走できる可愛い計画をその日に実行するつもりであった。

が結果は、、

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あっさり失敗し再び独房生活に逆戻り。



脱走計画は順調に進む。内村&又地のトンネル掘りターン、土処理方法に向き合うガチンスキー、ジュベールのエアポンプ製造シーンなどそれぞれがそれぞれの仕事をしているシーンへ。

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ダリアは看守からパスポートなどを盗み調達屋としての仕事をこなし、霧島は偽造屋としてのスキルを見せつける。

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3話ラストのお気に入りシーンへ。原作で大好きなシーンなので忠実に再現した。トンネル堀りを瞬時に誤魔化す描写だ。

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ヒロインをまともに作品に登場させたのは今回が初めてであったため、描きなれていない。胸の位置がおかしいとかその辺のバグはどうか見逃してほしい、、


どうせ僕の場合はどの作品も未完に終わってしまうにだ。

パクることにより作品が完成するなら何だっていい。中々作品を完成させることができない方や描きたいキャラがいるのにストーリーをうまく作れないことで悩んでいる方々はもういっそのことパクってしまおう。誇れる作品にはならないが完遂させたときに手に入る経験値や、次作へのモチベーションは凄まじいことになると私が保障しよう。

立ち止まるより泥まみれになりながら前進しろ精神である!

あ、あと大脱走を見てください。これの1000倍面白いです。半分は大脱走布教のための記事です。



次回に続く!!

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