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江戸川珍歩は描く語りき 第15幕 「ネオ・大脱走」中編

更新日:6月27日

前回の続きでネオ大脱走の中編をお送りする。

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遊び心に溢れた表紙作りは素敵だ。


弾が独房から出てくるところから始まる。ハルは弾のバカな脱走癖を利用して近くの見取り図を書いてくれないか、と依頼するが単独主義の弾は断固反対。

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トラブルに見舞われながらもユヅルトンネルはついに森に到達する。

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一方弾と阿比留と捨てキャラの桧垣の3人は酒を密造。


次の回への伏線となる。

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5話からストーリーは加速する。

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弾と阿比留と桧垣の3人は突然酒の無料提供を行いパレードを始める。


実はこの3人は同じ日本の小学校出身であり、その小学校が開校200周年を迎えたため脱走関係なくただの馬鹿騒ぎをし始めた。

この日のために酒を密造していた3人であった。


原作では主要キャラ3人がアメリカ人であったため独立記念日を記念して同じようにどんちゃん騒ぎが始まる。


このように辻褄を合わせながら改変をしていく作業は楽しくもあり、今後も物語を作る上で大切な臨機応変能力を伸ばすことができた。



普段バラバラに行動しているキャラが揃うシーンの大切さも原作「大脱走」から学べた。読者の頭を整理させながら楽しませることができる素晴らしい術である。

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看守たちは敢えて野放しにする。何故なら小屋を検索する大チャンスであったからだ!!



見つからずに済むかと思いきや、散々な目にあってる1人の看守が偶然トンネルを発見。

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せっかく森まで届いていたユヅルトンネルは死亡となった。


ひっそりと精神的に追い詰められていて他にも予備のトンネルがあったことを知らなかったミルガは爆発し強引に脱走。

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からの射殺。初めての仲間の死から、話はシリアスなムードに包まれていく。 


第2トンネルであったタツキトンネルを四六時中掘ることになり、脱走準備も最終段階に突入する。


弾はミルガを失ったことで考えが変わり、大脱走計画に参加することになった。見取り図を描くためだけにプチ脱走。初めて仲間のために動くことになった弾。

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トンネル掘りに苦戦する内村&又地。

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過度な偽造作業のやり過ぎもあり、目が見えなくなっていく霧島。

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内村は度重なるトンネル崩落事故から、閉所恐怖症が再発し暴走。

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しかし相棒又地の支えもあり、一旦は落ち着く。



一方ハルは失明した霧島を収容所に置いていく案を出すもダリアは2人で一緒に脱走し日本に連れて帰ると約束。

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一人ひとりの苦悩からの友情劇も描けていた大脱走ってとてつもない映画だったな、、とここまでただの原作賞賛記事となっている笑 人間の心の変化、人と人とのつながりを作品の中で描いていく術はここでかなり学べた。



本山は脱走時に役立つ韓国語の訓練を他の脱走仲間にする。途中で日本語を混ぜて相手を油断させる作戦には気をつけろと上手いアドバイスを与えている。

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こうして脱走準備が整い、いよいよ決行へ。。



皆が脱走用に一般人の服に着替えトンネルがある小屋に集結。服装が変わることでいよいよ始まるという空気をなんとか漫画でも出せた。

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内村は再び閉所恐怖症が発動し逃亡。クールだったアニキのキャラ変は原作でも大笑いした。

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切込隊長となった弾がトンネルを開け地上へ。

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なんと阿比留の測量ミスで6mも短いことが判明。森まで届かず看守の目の届くところに穴を開けてしまったのだ。

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弾が先に出て看守の隙を見つけロープで合図を送りなが1人ずつ脱走させていくという苦肉の策にでる。

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ガチンスキーが1人目の脱走者となり無事脱出。


予定は大きく狂ったが順調に脱走作業は進む。

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内村の過去が少し入り内村復活イベントとなる。

内村、又地は遅れてトンネルに入る。


これは原作と全く同じ流れだがオリジナル過去をぶち込んだ。原作レイプ大喜利を楽しんでいた高校時代の自分であった。


その後、霧島やジュベールら主要メンバーもトンネルへ入っていく。

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ダリア達が外に出ようとした瞬間近くで空襲が起き、警報が鳴る。収容所は停電をしたためトンネル内は真っ暗に。

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内村は発狂笑 


大ピンチかと思いきやサーチライトが消えたため脱走の大チャンスであった。

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しばらくして収容所の灯りが戻り、ロープ式に戻る。


半分以上が脱走したところでついにハルと本山の指揮官組も外に出てくる。


しかし阿比留が出てきてところで、、

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足を引っ掛け転び看守が反応してしまうという大失態を犯す。


一発アウトは免れたが看守が調べにやってくる。

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最悪のタイミングでトンネル内で待機してた仕立て屋モブが出てきてしまい脱走発覚!!


弾、ハル、本山、阿比留の4人は速攻でその場から離れ、捕まりはしなかった。

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弾、ハル、本山、ダリア、霧島、内村、又地、ガチンスキー、ジュベール、阿比留ら62人が脱走。


次回はバラバラ行動になり各自でいろんな手を使い日本への帰国を試みる後半〜エンディングパートを送る。


映画「大脱走」の最強過ぎる構成をまんまパクってるため美味しい美味しい展開を盛りだくさんで描けたのだ。  


人間の配置、背景などは完全に原作の模写になるがこの作業は無駄ではなかった。画力の進化に繋がるだけでなく読者の視覚を意識するようにコマを描くことが可能になったのだ。単調になった時は違う方向から映してみようという機転も利かせることができた。


自分の持ちキャラを羽ばたかせたいという思いからパクリ作に挑んだが収穫はかなりあった。

その反面、気持ちよく振り返ることができなかったりする後遺症や、傍から見ればパクっただけで終わってしまっている作品なところに大きな後悔も残るため全編は公開したくない黒歴史の一つにもなっている。



それでは次回!魔の完結編をお送りするのでお付き合いお願いしたい!

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