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廃墟探訪episode26 長野の森に隠された伝説のUFO廃墟

更新日:2022年5月28日

2020年の暮れに同志エリアスが面白い廃墟情報を仕入れてきた。長野県にUFOの廃墟があるらしい。。

とのことだ。

廃墟の写真は出てくるのだが場所が特定されていない伝説の廃墟であったのだ。

ここで少し脱線するが語らせてくれ、、

今まで数多くの廃墟を巡ってきた。

しかし全ての場所が既に特定されている場所であり、多くの来訪者がいる。廃墟探訪は楽しいものだが、星の数ほどいる来訪者のうちのひとつに過ぎないという考えを持つようになり、人類の手が届かないような秘境廃墟に行けてるわけじゃないことに不満を覚えるようになった。

今回はその不満を初めて払拭できたかもしれない。


今回は特殊なケースでこの廃墟探訪episode26は我が家のおばあちゃんの部屋で始まりおばあちゃんの部屋である程度終わってしまった というわけのわからない内容だ笑


おばあちゃんの部屋でエリアス同志との電話

「UFOの廃墟を見にいてえが場所が謎でわからねえ、、」

(たしかにどう探しても出てこねえ、、

でも一度手を出したものは答えを見つけるまで夜も眠れなくなる。。よし自力で特定してやろう。)


ここから夜中の格闘が始まった。

一人で検索しまくり、1時間ほど経ちようやく尻尾的なのを掴めた。

英語で調べたところ海外の方がこのUFO廃墟を訪れていて動画をネットに載せていたのだ。

勿論場所は伏せられているが最後のシーンにドローン撮影みたいなので一瞬その廃墟の上空が映る。


遠くに山がある、、これは浅間山??

それならこれを北としよう、、西と仮定する場所にはグラウンド的なのものがある

UFOのすぐそばにはオレンジの家

こんな感じに3つの情報を手に入れた。


これだけを頼りに狂気のGoogleマップしらみ潰し作戦を開始する。

軽井沢の別荘地地帯ち一か八かで絞り、一つ一つの家を検索しまくること数時間、、朝日と共に

見つけてぅえりゅひひりりりゃああうおおうりゃーーー!!!!!!!


久々に味わった異常なまでの達成感。まるで黄金でも掘り当てた感覚だ!!

廃墟に行ってもないのに行った時と同じレベルの感動をおばあちゃんの部屋で味わってしまうというレアケースだ。


見つけたからには同志エリアスに連絡し行くしかない!

廃墟という建造物は廃墟界隈では一種の観光地化が進む。しかしこのUFOハウスのように数人しか知らない秘密の廃墟を陥落させることこそ冒険と言えるのではないか!


前置きが長くなって申し訳ない。

2021年3月に我らは長野県に降り立つ。

そこからタクシーで目的地のある山にひとっ飛び。

ロシア的別荘地帯で降りる。

そして徒歩10秒ほどで

例の家を発見

その家の裏に おや??

あった!

伝説のUFO廃墟発見。俺の情報は正しかった!

このUFOはなんの建物だ!?と思う方もいるがただの別荘物件である。


階段が壊れているため中に入るのには一苦労。

UFO潜入。


しょぼいSF映画とかで宇宙人たちが会議してそうな空間だ笑



これが別荘か、、なんだこの空間は、、



ここいらでこの謎の別荘について話しておこう。


これは一時期ブームになった海外産の別荘(Futuro House)であり、日本には2棟のみ輸入され、1棟は群馬県前橋市の専門学校に綺麗な状態で保管されており、見学とかもできるっぽい?

しかしもう1棟はどこに行ったかは不明。噂によると長野の森に廃墟と化した状態で残っているとか、、その謎とされているもう1棟が今紹介しているこのUFO廃墟だ。


1968年にフィンランドでマッティ・スーロネン氏によってデザインされたこのFUTURO HOUSEは斬新な見かけだけでなく、以下のようなメリットがあった。

・スキー場の斜面にも建てることができる

・ヘリなどで移動させることも可能

・パーツがあればどこでも組み立てることができる持ち運び可能な家

ドラゴンボールのホイポイカプセルほど便利ではないがそれに近い利便性から世界各国から注目を浴びた。

しかし大量生産されるはずだったこのFUTURO HOUSEは1973年のオイルショックによって製造中止に陥り、難を逃れ各国で建設されたUFOも次々に廃墟化してしまった。


日本では2棟のみ入ってきたFUTURO

ひとつは綺麗に保管され、多くの人に見守られる展示物となったが、一方もうひとつは森の中で廃墟と化し朽ち果てていく運命にある。

人生が光と闇で別れてしまった生き別れの双子みたいでどこか悲しく映画的ではないだろうか。


建物ものにも人生があると考えると色々感慨深い


そのためこのUFOハウスは生活可能な空間である。


入り口付近には洗面所がある。

寝室もあった。ここに布団を敷いていたのだろう。

なぜこんなところにFUTUROが放置されているのか?

聞いた話によるととある金持ちが転売用にこのUFOを仕入れたのは良いが買い手が見つからずそのまま廃墟化してしまったそうだ。

別荘地帯に放置されている理由がなんとなくわかったような、、?


ここいらで撤退しよう。

場所は特定できた。廃墟愛好家にとっての宝の地図を持っている。

ただ絶対に位置は公開したくない。

遊び感覚でやってくるDQNどもに荒らされてきた廃墟をたくさん見てきた。

せめて彼が安らかに眠れるように、という思いからだ。


帰りは近くにある温泉へ。

楽しかった。が興奮は訪れた時よりも部屋で発見した時の方がでかかったというレアケースだ笑


この辺で終わろう。


おまけ

この辺で終わろうとしたが、このひと月前に一人でぶらりと探索した廃線跡の話があったのでここで強引にぶち込ませてもらう


五日市線岩井支線

武蔵五日市駅。

拝島駅から延びている五日市線の終点駅であり、東京のど田舎「檜原村」の玄関口でもある。

実は昔、この武蔵五日市駅から更に北に線路が延びていたのだ!それが今回訪れた五日市線岩井支線である!


出典: https://images.app.goo.gl/mmib5hDi3vwymewB8


武蔵五日市駅の手前らへんからみょーんと北に延びている。(スイッチバック式だった。)

途中には大久野駅という駅があり、終点は武蔵岩井駅となっている。どちらの駅も岩井支線の廃線と共に消えた。


武蔵五日市駅から徒歩で廃線跡を探してみる。

武蔵岩井駅の駅舎は残っていると聞いたので楽しみだ。

武蔵五日市から徒歩7分ほどで最初の目印を発見。

線路はないもののここに昔電車が走っていたという名残的なのは感じ取れる。

途中こんなものも。線路があった痕跡に違いない!

大久野駅跡は残念ながら発見できず、、

これも廃線跡かな?

ここらへんで武蔵岩井支線について話そう。

1925年に五日市線が誕生と共にこの岩井支線も同じ年に誕生する。セメント輸送が主な使い道だったらしいが旅客電車としても機能していた。

1971年に武蔵五日市〜武蔵岩井駅間の旅客電車を廃止し、貨物電車のみの運行となる。

1982年に貨物線も廃止され完全廃線になる。


ざっとだがこんな感じだ。雑ですまん。

詳しく知りたい方は調べればわんさか出てくるのでそちらを参照してください。


本題に戻る


かなり奥深くまで来た。

The・廃線跡的な一本道を見つけてホッとした。

そしてこの先に駅舎が残るとされる武蔵岩井駅跡がある。

いざ行ってみると、、

撤去!!!何もない!

聞いてねえよ!!

ネットじゃあるって聞いたのに一歩遅かったってか!?

怒りの中近くにあったツルツル温泉へ行き、汗を流す。失敗の部類には入るが長年気になってた謎の武蔵五日市廃線を辿ることはできた。良しとしよう。


ちんけなおまけで申し訳ない。

〜完〜


次回は2つの大物を続けてお送りする。

栃木最大の廃墟「○○ミテックと鬼怒川温泉廃旅館潜入」&「足尾銅山探検」

お楽しみに 

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