top of page

廃墟探訪episode11 〜八王子城跡&毒ガス島探訪〜

更新日:2020年9月25日

今回は城跡に島を送る。今までの線路だとか村だとか道とかと違って規模が違うが感動はそこまではしなかった。やはりどちらも歴史的遺構であり、人の手によって管理されているからか。そのため今回はこの二つを(城が特にだが)廃墟探訪にいれるべきか相当迷った。遺構探訪って名前で良かったかもしれないが、せっかくだし一緒にしてしまった。

その1 八王子城跡

心霊スポットとしてもえらく有名な城だ。残酷な歴史がある地のため、城の周りは全然栄えていない。高尾からバスで近くまで行き、そこから徒歩10数分でようやく登山口に着くくらい辺境の地に位置するこの城。江戸時代、徳川が祟りを恐れこの地区のみ禁制地にしたという伝説もある場所だ。

バスを降りて、ひたすら城がある山の麓まで直進。途中にあった八王子城資料館が怪しかった笑

八王子城の歴史を知れるゲームみたいなのが置いてあったのだが、激ムズ過ぎて進めず断念。歴史を学ばす気ねえだろってくらいの難易度だった笑

麓に到着し、これから山登りに入ろうとした瞬間、、小屋の近くにいた群れてるおじいさん達のうちの1人がこっちにやってきた。「ガイドは要りませんか?いひひひ」て感じに声をかけてくれた。マザー1のフライングマンみたいというか、ファミコンのゲームによく出てくる、すぐに死んでしまうそのステージだけの仲間キャラ臭がすごくした。ふつうにありがたいのだが冒険心も味わいたかったため断った。観光客は自分たち以外は0。ガイドも暇していたんだろう。

山の中を突き進む。自然がすごい。

着いた!おお!想像以上にしっかりしてる。

信じてもらえないのを覚悟で話すが、この上の門を通過した時におかしな現象が起きた。通過した時に酷い重低音が2秒ほど聴こえ、同時に同行者T-塚田の持参していたフィルムカメラに異常が発生し、撮れなくなってしまう怪奇現象が発生した。あれはなんだったんだろう。。 霊的なものとか信じない方だが、不思議な体験だった。

以外と遺構がしっかりと残っている。本物かレプリカかはわからない。フライングマンガイドを連れて行けば良かったかな、と微妙に後悔。


そして御主殿の滝。ここは落城の日に家臣や立て籠もっていた多くの人達が次々とここで自決をし、7日間血で真っ赤に染まり続けたという伝説がある場所だとか、、。手を合わせといた。

頂上にも行きたかったが、さすがに暑さ、体力、虫、時間などに限界が来てここで引き上げることにした。


その2 毒ガス島の廃墟 (大久野島)

この間ブログで書いた中国地方旅行中に立ち寄った広島県にある島だ。ウサギがたくさんいる島としても有名だ。

忠海という駅から船で15分ほどで辿り着ける島である。ウサギをみに大勢の観光客が船に乗る中、日本軍の廃墟を拝見しに来たものは我々以外どのくらいいたのだろうか。到着し、早速うさぎの群れに遭遇。



少し進むと毒ガス記念館があった。ここは旧日本軍が戦時中毒ガスを生産していた島で、当時の地図からも存在が抹消をされていたとんでもアイランドだ。満洲で人体実験を行なっていたとされる731部隊について論文を書いている自分にとっては、興味津々な場所である。

色々勉強になりました!あざす!


島のあちこちに旧日本軍が使用していたとされる建造物が残っている。もちろん中には入れない。


途中撮れたSerial Experiments Lain感溢れる一枚。

俺の大好きなアニメだ。世界観もLainで良い。


すげえのがあった。

なんだこのトゥームレイダーのステージみたいな建造物は...毒ガス平気を作るのにどれだけの予算が注ぎ込まれたのだろうか。。


廃墟というより遺跡だよなもう。

強烈な印象がある建物。すげえな。

ただすげえ、、で終わってしまった。感動やロマンはそこまで感じなかった。

観光地化されているという理由だけではない。

八王子城と同様に、ここの歴史もある程度は判明している。廃墟の魅力の一つは、忘却である。


観光地化されていない廃墟(廃道なども)の歴史はそこに住んでいた人や、周りの住民、またはそこに携わっていた人しか知らない。ネットに廃墟の情報が書かれていたとしてもどれも信憑性は薄い。一つ一つの建物全てに歴史があり、人々の想いが詰め込まれている。ただ、廃墟になってしまった建物は歴史など想いが受け継がれていく観光地の廃墟とは逆に忘れ去られていく一方だ。そしていつの日かは誰が何のために建てたのか、ここで人々はどのように過ごしたのかさえも、わからなくなっていく。ただそこには無言の退廃物があるのみ。その哀しき忘却に独特な美を感じてしまうのだ。人々の住む世界から隔絶された世界観に芸術も感じれば、未知の歴史を知りたいという想像力も駆り立てる。この忘却という魅力は上手く説明ができない。。

別のコーナーで廃墟に関して深く触れる機会がある。その時にもう一度この話も含めて廃墟の魅力を語りたい。




Kommentare


© 2023 著作権表示の例 - Wix.com で作成されたホームページです。

  • Black Facebook Icon
  • Black Flickr Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
bottom of page