廃墟探訪 episode7 太平洋セメント専用廃線 (高麗川〜西大家間)
- 奥田ゾンダーランド
- 2019年4月17日
- 読了時間: 3分
今回は2018年の12月に行った高麗川〜西大家駅間に
あった線路跡を追った。この線路は貨物線専用で中間に
ある日本セメント埼玉工場の貨物を運搬していたらしい。1963年から1999年までは動いていた。

高麗川駅に到着。
殺風景が広がる駅で飯を食える場所も、ない。。。
一応観光地のはずなのに、こんなにさびれているとは、、さすが埼玉。
駅のすぐそばの踏切から廃線を確認!

しかしここで線路は消えてしまっている。
なんと撤去されてしまったのだ!
少し進むと、、おおお!!踏切は生きている!

線路のない踏切なんて、ロマンチックすぎる!


こういうのみると興奮する。常人なら興奮しない。
さらに進むと再び踏切。遊歩道になってしまったが踏切は残っていて良かった。



セメント工場の写真は撮っていないがここらへんは工場のすぐそば。
そしてさらに先に進む。線路は工場内に入ってしまい
一旦離脱。 途中犬に何匹も遭遇して全員に吠えまくられる。 なんなんだ、ここいらの犬は。バイオハザード的世界観だった。
工場を抜けると大きな土手が目に飛び込んできた。 まさか!と思い、俺は決死の覚悟で人の目を気にせず土手を這い上がった。するとそこには、、!



線路が残っているではないか!!土手を転がるように
降り、先を目指すことにした。 土手の下からみてた同行者のT-塚田には映画「大脱走」の脱走する捕虜のようにみえたらしい笑

土手に沿って歩いていく。
再び、土手を這い上がる。今度はT-塚田も一緒に
這い上がったら、、


ありゃ、線路がない!!軽い打撲&くっつき虫まみれに
なって頑張って登ったのにこれは肩透かし。 線路が残ってたのはあそこだけか、、、。そして転がる
ように土手を降りる。 これ、通行人が俺らをみてたら通報レベルだ笑

なんと途中で線路があった土手が途切れる。 ここで完全に線路を見失った。

気づけば辺りは殺風景というよりも魔界村ちっくになってきた。車も来ない。人も家もほとんど見当たらない。
終点の西大家駅を目指し、魔界村のような関東平野を突き進む。すると、ん??



廃墟のサバゲー会場??ゾッとした。

建物をみつけたと思いきや廃墟ばっかり、、ここなんだ??やばいところにきちまったんじゃないかとだんだん好奇心は恐怖へと変わってきた。


カラオケハウスに謎のクレーン。 バブル時代にちょっとだけ頑張ってみたら焼け石に水で
更にダメになった感のするオブジェが多数存在。
20分に一度くらいすれ違う老人が皆殺人鬼に見えてきた。腹が減ったが、コンビニどころか飯を食う場所も見当たらない!! 上空には大量のカラス。俺らが餓死するのを待ってるのか?と本気で身の危険を感じてきた笑

まあでも良い光景。
少し進み住宅街がみえてきてホッとした。 こちらは竹林と防風林。風や砂嵐が凄いのだろうな。
どの家にもあったのが印象的だった。


なんとかコンビニにありつき、西大家付近でようやく
線路跡に合流できた。半端なく疲れた。


疲れた。この疲れの代償がこれかよ、、笑 ほとんど廃線は撤去されていて今回の廃線探訪は失敗
だった感はあるが楽しかった。
残念ながら次回も似たような内容。マンネリ化が
止まらない。許せ。
おまけ これは別の友達と厚木から茅ヶ崎まで歩くという阿呆な企画をやっている時に偶然みつけた廃線!


1984年までここには西寒川という駅があったらしい。
寒川駅〜西寒川駅間をつないでいた線路は西寒川駅の廃止に伴い廃線と化した。線路が残っているのはここだけらしいので偶然ここを発見できたのは超ラッキーだった。
俺にとってこの5メートルばかりの廃線はな、イルミネーションよりも美しくみえてしまうのだ。

この日、廃ホテルも発見できた。さすがに中には入れなかった。

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