top of page

廃墟探訪 episode5 〜真鶴廃線〜

エピソード1から4はどこ行ったって?ブログをやり始めるのが遅すぎたのでこうなった。

高校時代に行った廃墟探訪の話は後日紹介していきます。 まあ、スターウォーズ的なあれだと思って5からお楽しみくださいm(_ _)m 今日ポセと向かったのは真鶴の廃線である。

小田原〜熱海間を結ぶ東海道線だが根府川駅と真鶴駅の間に600mほどの現役を退いた旧熱海線の廃線が存在している。

真鶴隧道というのは現在の東海道線で、それよりも海沿いにある青色と赤色の線が今回行った廃線である。そこには3つの

トンネルがあり、青の点線がトンネルを表しており、赤が地上の線路というわけだ。つまりこの線路は両端共に本線に連結する形になっているのだ。

ポセとは兄ちゃんの高校時代のバンド仲間で6つ年上なのだが色々と気が合い数年前から2人で廃墟探訪を

よくやっている。エピソード1から4も彼との2人旅だ。


話を戻す。 最初に到着したのは根府川駅である。ここと真鶴の間に廃線があるのでここで降りたが面白い発見があった。

なんと1番線が存在しない!不思議に思い調べて

みると今から100年ほど前に関東大震災の影響による土砂崩れでホームは列車とともに海底に沈んでしまったらしい。そして今でもその1番線は海の中にあるというわけで根府川駅には2番線から4番線までしかないということ

らしい。(海に眠るホームは当時の物ではないとの話も...まあ何にせよロマンチックだ)

このような土砂崩れがこの熱海線に集中して起こって

しまったため海沿いにあったこれから向かう真鶴の線路は廃線と化してしまったらしい。



あと廃線に向かう途中こんなの見つけた。 絶対に犬くたばってるだろ... ↓

もちろん廃線に向かっているわけでありどこぞの

テーマパークに向かっているのとはわけが違う。

地図に載ってない場所に向かうので廃墟マニアのブログ

などを手掛かりに道なき道を探りながら行くのだ。 しかし早速迷ってしまう... 人のいない巨大なミカン畑を

2時間は彷徨った。

途中で獣道に入る目印となるはずだった小屋が

倒壊していたため、ずっとその先の道まで行ってしまったのだ!

その後なんとか小屋の残骸を見つけ獣道に突入することに成功。少し歩くと広々とした海の見える場所に着いた。

ここに映る古い電柱的なのはどうやら当時、その真鶴の

廃線が現役だった頃信号機として活躍していたらしい。 更にそのまま下に降り100年ほど前この廃線を作る際に

使ったとされる錆びたトロッコのレーンを辿りながら崖を下って行く。

            すると、、




おおおおおおー!!着いたぁ!まるでジブリのような

世界観であった。そして振り向くと一つ目のトンネルの

長坂山隧道があった。 凄いの一言に尽きる。この

トンネルだけ線路の名残がある。あと平成19年12月に

ここで白骨遺体が見つかってるので若干曰く付きの場所

らしい。



右の写真は 南端の本線合流地点。

そして来た道を戻り今度は北に向かい前進。

二つ目の八本松隧道を抜けると絶景が!

最後のトンネルの赤沢隧道に到着。ここはヤバイ。

海の見えるトンネルってロマンチック過ぎないか! まるで小説の中の世界に入ってしまったような世界観で

あった。もう世界遺産で良くね?と言いたくなるほどの

世界であった。


↑SASUKEのファイナルステージあった


そして北端の本線合流地点に到着 こっちは簡単に線路に出れるのでマグロになるには最適な場所だ。

ただ人身事故は大勢の人に迷惑がかかるので死にたい人はすぐお隣にある太平洋に飛び込むこんでくれ。


帰りは割とサクサク行けて最後は湯河原の温泉で疲れを取り今回の

素晴らしい旅は終わった。

最後に温泉の中であることに気づいた。 もしかすると勘付いてる人もいるかもしれない。 熱海〜小田原間の線路、ミカン畑に旧線までを導いて

くれたトロッコのレーンとこれ、芥川龍之介の名作

「トロッコ」の舞台じゃね!? この作品のモデルになった場所は明確ではなく、いくら

ググっても出てこないので、もしかしたらこの場所は

芥川龍之介の隠された聖地だったのかもしれないと考えるとゾワゾワする、、

ロードオブザリング並みに長くなり過ぎた。 次回はエピソード1:廃墟初陣戦慄奥多摩ロープウェイを

お送りする。

コメント


© 2023 著作権表示の例 - Wix.com で作成されたホームページです。

  • Black Facebook Icon
  • Black Flickr Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
bottom of page