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廃墟探訪 episode40 飯能に眠る廃村「白岩集落」

吹上トンネルを後にした我らは目的地「白岩集落」へと向かう。時は2023年10月、廃墟日和である。


途中めちゃくちゃ思想の強い壁画に遭遇。

暴力革命を賛美してるのが笑える。



社会主義ゾーンを抜け細まった道を行き止まりまで行ったところで車を降りる。


白岩の入り口に到着だ!

すぐ目の前に石灰岩の発掘場があり、白岩という地名の由来にもなっている。

石灰岩系の工場跡か?神殿跡感がありかっこいい。


廃村に向かうため側にある山道を登る。

到着。早速一軒目がお出迎えをしてくれた。


立派なお家だ。

かつて動いていた時計も通っていた電気も今は静かに家が倒壊するその日をただ静かに待つ。


他の廃村にも言えることだが、何故こんなにも私物を残して去ってしまったのだろう。。



五右衛門風呂だ。こういう資料館で飾られていない生々しい歴史物が大好物だ。


隣にあった二軒目へ。


たまりませんな。

1983年で時が止まっていることを伝えてくれるカレンダー。


先ほど載っけた看板にも書いてあるがここで白岩集落の歴史を簡単に説明。近くには石灰岩の採石場がありこちらは現役で活躍。この白岩集落の歴史は古く平家の落武者伝説まで遡るとされる。


明治時代に名栗村が誕生した際には十五区行政区として独立していて昭和25年頃はかなりの数の人が住んでいたそうだ。しかし次第に住民が山を降りていき昭和60年頃には廃村となってしまった。とのこと。 


日本にある廃村はどこもこんな感じに死んでいく。


かつてそこには活気よく人が生活をしていた姿をすぐに思い浮かべてしまい勝手に悲しくなってしまう。しかしこういう背景から溢れ出る哀愁が癖になるため廃墟廃村廃線はやめられないという最高の矛盾にも陥ってしまう。



上へと続く道があるので登ってみる。

すると更に何軒か家があった。

すぐ近くにあった井戸の周りには当時?の散乱物が、、

いざ中へ!

人が住んでいた頃の風景を頭の中で巡らせながら探索。


そして昭和中期感のある風呂がまた良い。。

廃村へのカウントダウンが始まる中、平成に備えた改装をするも夢破れる。。といったところか。


おそらく最後の住人が居た家かもしれない。

この家もいつの日か人知れず崩れていくのだな。。

美しいコントラストだ。人間=退廃、自然=無限と言った関係性が凝縮されているようにも感じる。



山の中の消火栓。


この一枚でここが廃村という非日常世界だということがわかるだろう。


奥に小屋が見える。行きたい、、が意外とリスキー。

廃墟の心得:諦めなさいジョーンズ


が発動し断念。アドレナリンが出ていることで判断が鈍り大きな事故に繋がることも多々ある。チキンと思われようがこの心得は大事に胸に刻んでいきたい。



源平や戦国の落武者が都を追われ山の中に何百年と続く小さな小さな村を形成するも、静かに最後は自然に飲み込まれていくこの虚しさの美。


今まで巡った廃墟には一貫して栄枯盛衰というテーマがあった。バブルの産物などは人間の愚かさから綻びた哀愁を摂取できるが、ちょっとしたきっかけで生まれた村が何百年も続き、最後は静かに去っていく廃村からは人の汚れが一切見えない美中の美を感じられた。


だから私は廃村を心霊スポット扱いする輩のことは絶対に許さない。神社で立ちションする奴と同列だ。


もっと探索をしたかったが疲れもありここで切り上げることにした。

行きと違う山道から降りるとおや??

廃線発見!!


採石場の作業で使われていたトロッコの跡であろう。

山の中にひっそりと敷かれる無名の廃線。


現実では終わりを意味する光景なのに創作世界では物語の始まりに使われそうな絵だ。。笑

この写真ではわかりにくいと思うが奥にはトンネルがあった。どこへ繋がっているのか。。


こうして山を降り、帰りに有間ダムへ立ち寄る。

ダムは好きだ。重圧感と静寂感が癖になり、触らぬ神感がある。



帰りは温泉によりバグダッド宅でバグダッド製の刺身を振舞ってもらった!廃墟、温泉、刺身酒という癖になりそうな新コースで完全に身を清めることができた。

なんだかんだ小学校からの友人と廃墟巡りするのは今回が初であった。今回は最初から最後までバグダッドに世話になった。感謝。


次回はEpisode41 長野の消えた温泉街「大塩温泉」をお送りする!さらば

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