今回から廃墟探訪第2章の幕開けである！
2021.11
今回の同行者は廃墟探訪初参戦であるインパール伯爵だ！！ゼミのイカれた盟友であり、このブログでは石を掘りにいった記事に登場している。
獲物は小田原駅から徒歩で行けるところにある廃病院だ！
規模はめちゃくちゃ小さく質のいい物件ではないが、個人的にマンネリ打破のレア回となった。
駅から徒歩15分ほどで到着
邪悪なオーラを放ちやがる、、
立入禁止と書いてあるし柵にはうっすらと有刺鉄線までついている。
あーあ。せっかく来たのにこれじゃ外観だけみて終わりかあ。
と諦め帰ろうとした瞬間インパール伯爵が突如
「いや、いけるよこれ」
と言い危険な柵をためらないなく越え一人で侵入してしまったのだ！
廃墟慣れしている私が無理だと思い込んだものをあっさり攻略。まさかの同行者が覚醒を見せ、廃墟探訪が続行されるレア回であった。
伯爵は中を先に散策し様子を伝えてくれる。自分もヤケクソになり鉄条網を飛び越え侵入成功。
インパール伯爵こそ真の廃墟マスターになれる素質があるのではないかと震えてしまった。
柵の中は別世界のようだった。時が止まった森に迷い込んだような不思議な感覚に陥った。
看板の文字が目に飛び込んでくる。整形美容？
ここでこの廃墟に関する情報を語ろう。
時は1938年、東京新橋に美容整形病院の先駆け的存在とも言える「十仁病院」が誕生した。ここはその十仁病院の小田原分院にあたる施設で1970年には存在が確認されており、2007年頃には廃墟と化していたとされる。それ以外の情報は得られなかった。
謎多き施設ということは確かだ。
自然の力が圧倒し施設内は竹で凄まじいことになっている。何度も竹に衝突し痛い思いをした笑
様々な残留物がある。全て現役時代に使われていたものか。
中は凄い荒れようで危険でいっぱいだ。
整形に失敗した客が裏の森で首吊り自殺をしたというくだらない噂話が流れている。世の中廃墟と心霊を結びつけたがる輩が多すぎて困ったものだ。
朽ちた館の上に緑が広がるというこの構図が大好きだ。これぞ人類と自然の力関係を絵にしたようだ。
このあたりで撤退する。こんなやばい物件だ。
いつ物が倒れてきてお陀仏になるかわからない。
侵入時は同行者が大活躍をするレアイベントがあったが撤退時にもうひとつ事件が起きた。
有刺鉄線を越えた後に手を見ると、、ん？
ぎゃあああ！血がダラダラとぱっくり裂けていたのだ！どこで切ったかはわからぬがおそらく柵を越えた時にやってしまったのだろう。
初めて廃墟探訪で怪我をすることになったため嫌な形で記念回になってしまった。これは一つ目の傷になるのか、、この失敗は神からの警告と捉え最後の傷にしたいところだ。
しかしこの世に廃墟がある限り、私は陥落させにいくだろう。傷の数は人生の足跡のひとつだ。
小田原城の公衆トイレで止血し、アイスクリームを購入。
若者や子供で溢れる賑やかな小田原城に廃墟帰りの怪しい男が二人。このブラッドアイスクリームの構図は邪悪で好きだ笑
行く友人によって廃墟回のカラーも変わる。
インパール伯爵と廃墟探訪は面白かった。今後も彼とは伝説回を作り上げたい。
この辺で終わろう。次回は我孫子方面の廃墟をお伝えする！
さらば！
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