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廃墟探訪 episode 27 栃木最強廃墟ファミ○ック&鬼怒川廃旅館

事務所事務室2021.5月にT-塚田と久々に遠征をした。


今回の舞台は栃木県だ!

今市駅で降りる。ここが1日目の拠点となる。


最初に我らは怪しい食事処に入る。

他のお客さんがカキ氷を頼むとオネエ的なおじさん二人組が現れ、お尻をふりふりしながらカキ氷を2人でリズム良く作る。この狂気的な光景が今でも頭から離れない。。笑笑


怪しい昼飯を終えた我らはいよいよ今回の獲物を狩りにいく。


近くまでタクシーで行き、そこからは徒歩だ。

田舎道をひたすら歩く

歩いた先に、、!!

突如姿を現すビルの廃墟。ガラス張りの廃ビルというだけで衝撃なのに、またこれが山の中にあるという不自然さがロマンチックだ。

 近くには廃車が大量にある。噂によるとこの廃ビルの土地はヤクザのフロント企業が占領しているらしい。ま、噂だろう。

入れそうだったので、、侵入!許せ!立ち入り禁止の文字はない!

入り口付近には大量のガラスが散乱している。

そう、、このビルは自然崩壊が進み、風などによってガラスが剥がれ落ちてくるのだ。

つまりこのビルの真下はギロチンの雨が降るリスクがある超危険地帯なのだ!

ササッと首を飛ばされぬよう内部に潜入。

正面玄関は草ポーボーだったため横のドアから潜入


巨大なフロントが出迎えてくれた。




事務室

2階に上がろうかなと思った瞬間

外から「ごるどぅあああああ!!」

という怒鳴り声と車の音が聞こえた。

この瞬間の心の底から「ヤバい」と思った。

幽霊やDQNよりも恐ろしいヤクザ土地所有者が本当に現れたのかと思った。我々が潜入したことがバレたのか!?とヒヤヒヤしたがその後は何事もなかったため探索を続行


機械を扱っていた部屋かな?


2階に上がると営業企画室という部屋が、、


3階、4階へと上がっていく。

どの階にも同じような廊下と部屋が並ぶ、、


もうお気づきかな そう、、ここはホテルの廃墟である!

何故こんなアクセスが良くない山の中に巨大なホテルを建てたのか そりゃ人は来ないし潰れてしまう


1980年代のバブル時代に開業し。2000年頃には廃墟と化していたくらいの情報しかない謎に包まれたホテルである。

このすぐ近くに同じ名前の宿泊施設があるが、こことの関係も不明とされている。

当時利用していた客や、従業員とかはまだこの世にゴロゴロいるはず。。なんとか探し出して話を聞けないものか。闇のベールに包まれた歴史ほど暴きたくなる歴史学科の本能が働いてしまう。


客室に入ってみる。





普通のホテルの部屋という感じだ。

窓から見える景色はやはり大自然であり素晴らしいものはある。上の階に行けば行くほど絶景だ。



崩壊が進んでいる部屋...


階段の踊り場にはガラスが抜け落ちた窓がある。

本当はもっとたくさん写真を撮りたかった。

しかし上の階に行けば行くほど酔うのだ!

歩くたびに床と建物全体?がぐにゃぐにゃと動き今まで体験したことがない異常感覚に襲われる。

中の鉄筋が腐っているのか揺れまくるビルなので、いきなり9.11みたいに倒壊するんじゃねえのか、、という不安。そして下にはヤクザ土地所有者が我々を待ち構えてるのではないかという心配も重なる。恐らく過去最高に精神に毒を盛られた状態での探索になりゆっくり写真を撮る余裕がなかったのだ。。


ニコニコマークが印象的な窓だ。

ベランダから見る景色は絶景。

本当に山しかないこんなとこによくぞ建てたよ。。


メインディッシュがあるとされる上の階に行きたかったが、先ほど述べたWパンチによって精神に限界が来てしまったため撤退することにした。5階くらいまで上がった時点で既に足場がかなり不安定になっていたのでこれより上の階に行くのは身の危険を感じた。最上階は展望レストランになっており、床から生えた木とかも拝めるらしい。。廃墟マニアなら絶対仕留めたい光景が待っていたのだが今回は諦めることにした。 

今となってはめちゃくちゃ後悔している。

わからぬな、、撤退して吉だったのか、それとも宝を前にして逃げ去った愚者チキンなのか。。


玄関に舞い戻る。



最後はそこそこ良い写真が撮れた。



撤退じゃあああああ!!

恐る恐る出たが人の気配はなかった。

強盗成功犯の如くニヤニヤしながら身体を丸めてスタコラさっさとトンズラをこく。


それにしてもこのビルのデザインは圧巻だ。

窓ガラスに映る流れる雲の芸術性は凄まじい...



荷物を今市のホテルに置き今度は鬼怒川温泉に立ち寄ることにした。私の大好きな温泉と廃墟の2つを有する街だ。行くしかないだろう!


有名な吊り橋から撮影


本来は美しいはずの景色も廃墟のおかげで邪悪な芸術となった笑


外観だけ見て満足できぬ脳になってしまった。

そんな我らはミッションインポッシブルの如くササっと廃旅館に潜入!!


中はとにかく暗い。暗すぎる。懐中電灯を持ってきて正解だった。

しかも隣の旅館と繋がっていたり各階によって構造が違っていたりと廃墟の迷宮とも言える建物だ。

(我々が建物のどこらへんにいるのかが途中でわからなくなり終わったと思った)

客室か



大浴場まではなんとかたどり着いた。


さっきのビルとはまた違った恐怖心があり不安と焦りでゆっくり写真を撮れなかった。。

有名な廃旅館かっ○風呂の絶景廃墟風呂を拝みたかったのだが挫折。これ以上の探索は身を滅ぼすと感じ撤退することにした。

こちらはあまり後悔していない。ここは人間を拒む邪悪な廃墟だ。壮大で見所はたしかにあるが何かが違うと感じた。同志たちに告げることがあるとするならば、ここはおすすめしない!そもそも侵入は犯罪だ。よしましょう。


今回も経験値が大きく楽しめたのは間違いないがどちらも精神的に追い詰められた中での探訪となってしまった。

自分が追い求めていたのは心安らぐ神秘性のある廃墟、物語性のある廃墟であることを再認識できた良い機会でもあったと考えたい。廃墟という括りの中にもいろいろなタイプの性質が存在していることを知れた。



その後はホテル三日月で温泉を満喫。

帰りは今市まで戻りインチキ中華料理店で飯。

T-塚田と廃墟旅行で拠点にする場所は毎回過疎オブ過疎のゴーストタウンになるのが笑える。銚子も天気予報では名を轟かせているが行ってみれば死にかけの漁港。韮崎も虚無感溢れる町で、ここ今市も人の気配がしない静寂のタウンであった。。

もちろん食事処もほとんどない。ようやく見つけたとこが超派手な中華屋だったのだがどの料理も値段が高い中々にぼったくり店だった。途中大学生のウェーイ軍団が入ってきたのだが座席に座り値段を見た途端に奴らが沈黙するところだけは面白かった。


明日に備えホテルでぐっすり。

明日は超有名廃墟スポット「足尾銅山」へと向かう!


続きは次回

廃墟探訪episode28で紹介しよう!


















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