流浪の旅
- 奥田ゾンダーランド
- 2021年8月11日
- 読了時間: 4分
2020年の9月に廃墟探訪episode23となるはずの山梨廃墟廃線巡りを同志エリアスと企画した。
しかしこの旅。。蓋を開けてみると廃墟探訪にはなってなく謎旅行に仕上がった。
episode23の座はこの2ヶ月後に行く深谷のダイアナ研究所が掻っ攫うことになった。
個人的にはツッコミどころが多い旅だったため、グダグダ旅行記に格下げしてここに載せたい。
中央本線の廃線と廃駅をみるために勝沼ぶどう郷駅で降りる。
ぶどう郷駅から徒歩数分のところに最初のお目当てが!おお!立派な廃駅だ!




この良い出だしに我らはこの時確信した!
本日の廃墟探訪。。神回の予感!!
少し離れたところにもホーム的な何かがあった。
DQNカップルがベンチでいちゃいちゃしていたため雰囲気は台無しだ。

ここから10分ほど坂を上がり本日のメインディッシュへと向かう。
中央本線の廃線や廃トンネルを歩ける場所があるのだ!
いざ向かってみると、、

閉鎖してやがった!!!!
いや聞いてねえよ!!

一応柵の間から一枚。
ネットじゃ歩ける言うとったやん。。こうして出鼻を挫かれ目的地を失った我らは勝沼ぶどう郷駅にすぐさま帰還し、急遽作戦変更をした。
手ぶらじゃ帰らねえ。絶対に山梨の獲物(廃墟)を狩って帰る。そんな思いから正午の太陽が照りつく石垣の上で必死に廃墟や謎スポットを探し狂う2人であった。。
苦労の検索の末ここから数駅先にある石和温泉に廃旅館があることがわかった。行くしかない!
廃墟探訪episode23今日何としても作り上げたかったのだ!
さらば勝沼ぶどう郷駅。眺めは最高だ。

石和温泉駅に到着し、廃旅館に向かう。
すると、、

......。
この瞬間「廃墟探訪episode23....終わった」となった。
なんか俺って徳でも足りねえのかな。。前世で悪いことでもしたのか、、
そんな気分に陥った。
ネットじゃまだ解体されていないって書いてあったやん。。
近くのお婆さんに我らの必殺技でもある突撃インタビューをした。
「この辺に旅館ってありました?」
お婆さん「...ち、ちょっと前まで、、」と言いそそくさと逃げて行った。
なんて無愛想な年寄りだ!(今までインタビューしてきた老人が愛想良かっただけ笑)
今回まさかの地元民にも恵まれない我らは無人に近い昼過ぎの石和温泉街で「クソォチンポだ!!チィンポ!!チンポおぉーー!!!」と半分ヤケクソになりながら徘徊。
ただこの石和温泉。ブラついてみると時代の流れが止まった異世界感があり面白いぞ。
更に奥に進むと怪しい店がずらりと笑笑



退廃感と哀愁が上手く混じりあってる面白い街だ。




もう色々とツッコミどころ満載な看板だらけだ笑

パブゴールド...黄色く塗っただけやん。。
立派な廃墟を発見。これはまあまあな収穫ではある。


2枚目は同志エリアスのカメラワークを真似て撮った。良い写真と撮れた。
レアトンボ???詳しい方。教えてくれ。

岩でめちゃくちゃにされた酷い駐車場を発見笑

「トム・ヘイゲンに喧嘩売った駐車場主の末路」と名付けてやった。(映画「ゴッドファーザー」を観ている人ならこの意味がわかるはず笑)
奇妙なゴーストタウン石和温泉。意外と楽しめたじゃないか。

夕方になり恒例の旅の仕上げである温泉に向かうことにした。ここから近い温泉といえば、、そう、、ほったらかし温泉だ。
が!我々も馬鹿ではない。こんなシルバーウィークにほったらかしに行けば酷い目に遭うに決まっている。そういうわけで劣化版ほったらかし温泉であるフルーツ温泉ぷくぷくに向かうことにした。
夕方の山梨市。良いな。

ぷくぷく温泉
風呂は家族連れの客でごった返しており、温泉は動物園と化していた。大騒ぎしてダイヴするガキ共の横で思いっきり足を滑らせ温泉に転落し「ゔおおおおおおおお!!!」唸り声をあげるおじさん。
同志エリアスとはいつも温泉で創作の話で盛り上がり何時間も湯の中で喋り続けると言うのに、この有り様を目の前に我らは珍しく沈黙した。
くそ...石和温泉歩きでせっかく立ち直れたのになんじゃこの締めくくりは、、。
日が沈み家族軍団が減り、少し落ち着いてきたかに思えた矢先、今度はDQNがひとり、ふたり、さんにん、あああああ湧いて出てきやがった!
すかさず温泉を出てみると


大名行列発生
シルバーウィークが牙を剥いたにもしてもこりゃねえだろ。。夕方の時間帯にはこんな行列はなく、すんなりと湯には入ることができた。看板には2時間待ちと。。なぜ山梨温泉がディズニーランド以上の狂気と化したのだ、、こんなことになる前に入れて良かった。不幸中の幸いといえよう。
こんな頭すっからかんっぽい人間共が2時間待ってまで入りたがる地に我らはいたのかあああ!!?という感じにもなる。
山梨市の夜景はそんな我らの心をポーションレベルだが回復させてはくれた。

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